日本人の中でもトップクラスの有名人である斎藤一人さん。
この一人さんの直弟子である、宮本真由美さんは、底抜けに明るくて素敵な女性です。
彼女の講演を聴くと誰もが、ともかく元気になれて前向きな気持ちに切り替わってしまうほど。
そんな真由美さんに、3回に渡ってお話をうかがうことができました。

真由美さんのお話の特徴は、テンポが良くて軽やかで楽しい内容なのに、人生を生きていく上で、とても大切なメッセージが入っているということ。
しかも、小さなお子さんでもわかるような、かみ砕いたおしゃべりなのです。

「斎藤一人さんが天才だと思うのは、幼稚園の子が聞いてもわかるような話をしてくれるところです。私も、ものすごく単純な人間なので、ストレートに言ってくれないと、遠回しに言われるとわからないのですが、だからお師匠さんを一人さんに選んだのは、そのあたりがあります」とおっしゃる真由美さん。

そんな真由美さんが、なんと、『しゃんぷう屋』という杉山明久実の著作を読んでくださったのです。

「最初に『しゃんぷう屋』の本を見たとき、その分厚さに一瞬、三歩くらいひきました。でも、漫画に例えたらいけないけど、楽しくてフワーッと読んで感動できました。気づきがたくさんありました。本て、止まっちゃう、つっかかっちゃう本ってありますよね?戻ったりする本。あれって理解できないことがあるんだと思うんですが、明久実さんの場合は流れが綺麗ですごくわかります」と、お褒めの言葉をいただきました。

真由美さんのトークと『しゃんぷう屋』の共通項は、分かりやすさ。
難しいことでも、分かりやすい言葉や言い回しで、どんな方にでも届くようにと心掛けているところのようです。

『しゃんぷう屋』という本は、髪を洗う不思議なお店を舞台にした12編の短編の小説なのですが、人によっては、ぱっと開いて、そこの章を読むと自分にぴったりな答えが見つかるという『カウンセリング本』というような側面があります。

『しゃんぷう屋』の本は、こちらから→『しゃんぷう屋』

「本の中に出てくる人がみんな、『あそこに行くと、どこよりも癒される』と書かれていますよね?ほんとにそうで、人それぞれ悩んでることがあったら、解消できることが書いてますよね?」と、真由美さん。

この本の中には、12人の主人公の12通りの解決法として、生きるためのヒントが、たくさん描かれています。
たしかに、長い人生の中では、誰もが辛い体験をすることがありますが、辛い体験を、そのまま『辛い』と感じるだけなのか、別の受け止め方をして、人生の糧とするかは、人それぞれです。
そんな中、真由美さんの受け止め方は、素敵でとても参考になります。

「何もなかったら人生つまんないです。いろいろあったけど、自分が可哀想な人って見られるのがイヤなんです。そんなのつまらないですよね。『真由美さんて、何か助けてあげなきゃ』とか『不幸そうだよね』って言われるのイヤです。それよりも『あの人に会うと元気出るよね?』とか『あの人に合うと楽しくなるね』とか言われたいですよ。自分はあまり病気もしない性質なんで、風邪をひいたりとか弱っているときは、極力『怪我をした虎』のように癒されるのを待っています。自分の治癒力を信じて、治ってくるのを待って、言わなかったりします。ほんとに困ったら言いますけど……」とおっしゃり、さらに、こんな風に続けます。
「病気したら『大丈夫?心配してるよ』って心配を好きな人にかけるのもイヤです。ほんとに困ってたら『助けて』と言うけれども、必要以上に不幸を見せるのはイヤです。人に言うと、もしかすると『そんな大変なことがあったの!?』とか思うかもしれないけれども、それって絶対自分のネタになってるから。そう!どうやって笑い話にしようかと考えます。じゃないと何か自分の人生が不幸な人みたいになるのは絶対イヤだから」

なるほど、自分を『不幸な人にしない』という考え方を基準にすると、ものの見え方も、行動も、きっと変化するはず。
ちょっとした工夫で、自分の生活に取り入れることができそうです。

真由美さんは、ご自分のことをこんな風にもおっしゃいます。
「私、イヤなことを忘れてしまうという特徴があるんです。くだらない話、お腹抱えて笑う話は『さっきあったこと』みたいにしゃべるんですが、イヤなことが起こると記憶喪失みたいに忘れてしまうんです。そういう才能があります。絞り出さないと思い出せない。神様がくれた特殊的な才能です」

あっけらかんと全てのことを『笑い』に変換してしまうところも才能!
多くのファンの心をつかんでいるのは、こういうところが大きな魅力なのだと納得です。

とはいえ、人にイヤなことをされた場合は、少し違うようです。
「私はどっちかと言うと、一回すごいイヤな目に遭うと、『覚えてろよ』とは思うんですが、恨みはしないけど忘れない。されたことは忘れない。呪ったり恨むことはしません。でもこのことは忘れないと思って。こういうイヤなことをされたらイヤなことをされないように自分の中で予防線が張れるようになりますよ。そして、お師匠の一人さんが『イヤな目に会うだけじゃ、もったいないだろ?』と。転んでもただでは起きないだけでなく、それで得をしなければ……」と、真由美さん。

さすが一人さん直伝!!
どんなことにも、必ず『良いこと』に転ずる種があるということを日常の中に取り入れて過ごされています。

「だんだんやっていると切り替えが速くなってくるし、うじうじしてる時間がすごく短くなります。本当に見方が変わると『なるほどね』って。ちょっと何センチか自分が上から見る感じ」と、おっしゃる真由美さん。

笑顔があふれる真由美さんと過ごしていると、一緒にいる時間がどんどんハッピーになります。
彼女の生きる姿勢をほんのちょっとマネするだけでも、その分、人生は確実に楽しく素敵なモノに変えることができると感じます。

次回は、一人さんとの出会いについてうかがいます。
詳しくは動画をご覧くださいませ。

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