肉眼では見えない世界が『見える』ことに、あこがれを持った経験は、誰でも一度くらいはあるのではないでしょうか?
実際にそんな、見えないはずの世界が、日常的に『見える』という能力を、素敵なアートの形で提供されている深瀬啓介さんにお話をうかがいました。

深瀬さんは、『スピリチュアル・ドリーミング』というセッションの形で、『見えないはず』の世界を描かれています。

セッションを始めると、目の前に『夢』が始まるのだそうです。
例えるなら、『プロジェクターで投映された映像のような感じ』とのことで、この夢を見ているような状態で、目の前にいるクライアントさんに現れた映像をリアルタイムで1枚ずつ描いていかれるのです。
人によって当然現れる映像が全然違うので、描かれる作品はそれぞれ異なります。
細い線で『絵』を描いた後、カラフルに色付けしていき、完成までに約1時間半。

「その人の魂の輝いている部分があるんですが、そこに意識をくっつける感じです。それを見ようとすると、夢が始まるんです。言葉で表現すると何言ってるかわかりにくいのですが、夢を見始めて絵を描いていくという感じです。どんな夢が見られるか分からないんですが、その方の個人的な、とても大切な情報だと思います。その方が部屋に入ってくるところから『ぶわ~』と始まるんです。その方の前に光の霧のようなものが出ます。その霧はだんだん絵を描き上がっていくと文字になっていきます。最後には文字、アルファベットが光り、絵は終わります」と、深瀬さん。

とても興味深いのですが、まるで映画のエンドマークのように、『ドリーミング』の終わりのころには、『絵』から『アルファベット』に変化するのだそうです。
しかも、その文字列は、どうやらその作品のタイトルようなのです。
文字が浮かび上がったら『終了』の合図なので、その文字を書き入れて、作品の完成となります。

また、同じ人の絵でも、セッションの度に内容は変わっていくのだそうです。

「物語の絵が続いていくように、『魂の絵本』というんでしょうかね?その続きが描かれる時があります。3枚で1つの物語。次の3枚でまた物語、という感じで。今、8枚目の方もいらっしゃいます。ところが、一年経って全く同じものを描いたということがありました。その方から『一年前の絵と同じですけど?』と言われました」と、おっしゃる深瀬さん。

これは、すごいです。
深瀬さんご自身は、以前描いた作品の詳細は覚えていないのですが、同じ内容が描かれているということは、まぎれもなく目の前に現れた映像を写しとっているということ。
しかも、クライアントさんが持っていた前回の写真と比べると、1カ所だけ違いがあったそうなのです。
それは、一輪の花。
最初の作品では開いていなかった『花』のつぼみが、次の作品では開いていたというのです。

「見えたものが描かれたかどうかわからないんですが、見ているのは夢で、描いてるのは右手。ここは説明がややこしいんです。僕は寝ているのですが、何かやってることだけはわかります。描いてるということもわかっています。でも、何を描いてるかまではわかりません」と、深瀬さんはおっしゃるのです。
半分眠っている感じ。
まさに『ドリーミング』

少しだけ残念なのは、深瀬さんご自身は、出来上がった絵に関して読み解いてくださるというわけではないのです。

「協力はしますが、見えてるものが何なのか、知ってるのはご本人だけなんです。『こういう感じに見えていますよ』ということはお伝えできます。占い師さんや霊能者さんの絵を描かせていただくと、その方が逆に僕にリアルタイムで説明してくださるので、描いていて『あぁ、そういうことなんだ』とわかることがあります。僕が占い師だったらきっとペラペラしゃべれるんですけど、一人一人の魂の情報はすごく抽象的で、凄く奥深くて、だからこそ生きている、人生を通して生きていらっしゃるんでしょう」と、深瀬さんも少し残念そうです。

そういうわけで、、クライアントさん自身が、出来上がった自分の絵を見て、懐かしさを感じたり、気づきを得たりと、様々な感覚を持つことができるので、同じ方が何回もセッションを受けにいらっしゃるのでしょう。

「絵を見られた方にたいがい起こるのは、『ハートが開かれる』というんでしょうか、『これ、確かにある』『懐かしい』、そういう方がいらっしゃいます。その瞬間のためにあるのかなと思います。赤ちゃんの絵を描いたたことがあります。7ヶ月の赤ちゃんが自分の絵を見ると、目の色が変わるんです。すごい真剣な目でじっと見るんです。赤ちゃんなのに、めちゃくちゃめちゃくちゃ大人っぽい情報が残っていて、もしかすると、前世か何かの情報などかなと……。赤ちゃんが思い出すんです。絵を見た瞬間に目つきが変わるんです。あれは面白いです。お子さんの反応は面白いです」と、おっしゃる深瀬さん。

大人と子どもで反応が違うというのは、不思議です。
それぞれ、何が見えて、何を感じるのかは、どこまで行っても謎のままですが、人間一人一人の奥深さが、深瀬さんの特別な能力から垣間見えます。

おそらく人生の中で、自分のためだけに『絵』を描いてもらうこと自体、なかなかないこと。
それを描いていただけるという喜びがありますし、出来上がった作品に自分自身を当てはめて、「これはもしかしてそういうことなのかな?」と読み解いていく楽しさもあります。
そこで何か発見があれば、もう一段高い喜びになるのではないでしょうか。

期間をおいてもう一回見直すことで新しい発見もあるようで、まるで『答え合わせ的』な意味で、描かれた内容と、その意味について発見があった方もいらっしゃるのです。

とにもかくにも、一度自分の魂が発しているメッセージを描いていただくのはとても楽しい時間であり、意義がありそうです。

詳しくは動画をご覧くださいませ。

深瀬さんのホームページ
Sacred Awakening(セイクレッド・アウェイクニング)

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