自分のことなのに、理解しがたい、つじつまが合わないことって、色々とあります。
原因は色々とあるかもしれませんが、『インナーチャイルド』を癒すことで、解決するかもしれません。
周りから『インナーチャイルドの巨匠』と呼ばれているアンジェラさんに、お話をうかがってみました。
ご本人は「ただのオタクです」とおっしゃっていますが、多くの情報と経験をお持ちのアンジェラさんは、とても人懐っこいお人柄で、わかりやすく教えてくださいます。
「『インナーチャイルド』っていうと、『内なる子供』っていうのが直訳なんですが、私たちは育ってきた環境の中でいろいろな経験をして、その時にショックだったり自分で解決できないと思ったりすると分裂するんですね、意識が……。そしたらそれが俗にいう、『インナーチャイルド』が傷ついてしまって、身体はどんどん大きくなるんですが、その時の意識だけはそのまま取り残されるんです。冷静に、理性的に考えれば絶対しないような選択を、そのちっちゃなおこちゃま感覚で選択しちゃうわけですね」と、アンジェラさん。
自分の行動なのに、つじつまが合わないという現象は、まさにこの説明で納得できます。
「それって大変なんです。だから本当に怖い。大人の感覚で感じたらそんな大変なことじゃなくても、『会社で怒られた!どうしよう?ここにいられない!』ってなったり、すごく極端な子どもの感覚で反応してしまう」とのこと。おそらく、どなたにも心当たりが絶対あります。
「よく『三つ子の魂百まで』って言われますけど、結局それ……。自分自身がいろいろな事を選択する上で、本当は幸せになりたいのに幸せになれる気がしない……。すごく運が悪いとか、私はダメだとか、自己否定が強い人、ほとんど幼少期に色んな経験をした時に、それが自分で意味がわかっていないというか、きちんと理解できていないという状態なんです」と、アンジェラさんはおっしゃいます。
人生の中で、傷ついた瞬間は数えきれないほどにたくさんありますし、子どものころで考えても、本当にいっぱいあるはずです。
その時の子どもの自分が、今の自分の中にたくさんいるということ……
「その子が何かの拍子で反応して出てくるので、同じパターン・物語みたいなのが人生の中で何回も何回も繰り返されてくるんです。小学生だったら中学生、高校生だったら大人になっても、何回も何回もっていう感じです」と、アンジェラさんはおっしゃいますが、自分や周りを見渡すと、心当たりが山のよう……。
よく、ダメな男にひっかかってしまう女性の話を聞きますが、ご本人はそんなループは絶対に断ち切りたいと思っているはずです。
「でも、必ずそんな人を選んでしまうのは、幼少期に愛されなかった自分がいて、リベンジしたくなるんですよ。『今度こそは愛される』とか。『今度こそうまくやる』みたいな」とのこと、でも、恐ろしいほどに不毛なリベンジです。
「だからそれに気づいてしまえば、それが幼少期のお母さんとの体験から来てたって思ったら、その子を救いに行くっていうやり方をするんです。今イメージしてもらいたいんですが、昔住んでいた家をイメージして玄関に入って行きます。そしたら、ちっちゃい自分がどこにいるかなって探すんです。大体、居間とか台所とかにいますって言うんですけど、『その子何歳位ですか?』って聞いて『どんな表情ですか?』って聞いたら、やっぱり一番最初に行った時にはみんな、本当ショボーンとして、『一人ぼっちなの』とか、『寂しい』とか、『私のこと誰もわかってくれないの』といった状態なんです。でも、実際問題、自分のことを100%わかる人って、自分しかいないんですよ。同じ空間にいても皆違うことを考えてますから……。そしたら共有できているのは肉体を共にしている自分だけなんです。だから、『私がいるから、今後、一人ぼっちにはなれないんだよ』っていうことを教えてあげる」と、アンジェラさん。
「私が見つけた以上、あなたは私からもう離れられないよ」ということを、自分の中にいる子どもの自分に教えてあげる。さらに、「誰かがあなたのことを何か言っても、私があなたを否定したりしなければ、あなたは私という味方がいるからいいでしょ?」と伝えていくのだそうです。
「最初はキョトンとするんですが、だんだん何回も行ってるうちに、その子と仲良くなるんです。その子がすごく安心する、『本当はお母さんにこうして欲しかった』とか、『あの時こうだった』とか話してくれたら、『そうだね、そうだね』って聞いているうちに、やっぱりその子が安心するにつれて自分の心が凄くほっこりしてきて。一人一人癒していく」とのことで、たくさんいる『インナーチャイルド』を、一人ずつ癒していくのだそうです。
「一人癒される毎に、自分の中の虚無感・孤独感がどんどん埋まっていって、最後は、かすり傷を負うのも難しい、みたいな……。だって他の人が言う言葉は、『感想を言ってるだけ』に聞こえるんです。誰かが何かしゃべったら、それも感想じゃないですか、その人の……。だからそれにいちいち反応する必要はなくなって、『あぁ、この人はこういう考えなんだ』っていう位の感覚で受け取れるようになるんです」と、アンジェラさんはおっしゃいます。
確かに、人から色々言われても、あくまでそれはその人の一意見として捉えれば、そうそう傷つく必要はありません。
「みんないろんな考えがあって当然だし、『その人はそう考えてるんだったら、それはそれでいいんじゃないの?っ』ていうふうに思えるんで楽ですね。それをやっぱり自分でできた方が、おうちに帰って『今日辛いことがありました』って言った時にワークしたり、自分の中を見て行ったりして、『これはどこで出来たパターンか?』を探り出すことができたら……。自分でどんどんわかるようになるので、この考え方になると、人生自体が楽になるんです」と、アンジェラさん。
なんと、自分でできる方法も教えてくださるそうなのです。
「自分で覚えることができたら人生の捉え方も変わるし、今日起こった大変なことも実は私が作っているっていう感覚になるので、『私のどこかの傷ついたこのパターンが、ここに出てんだ』という感覚なんです」とのこと。
自分でできれば、自分自身のペースで取り組めますし、何より自分の過去を人に話さずにセッションができるわけです。
「やり方だけを覚えて家で取り組んでいただいて、どうしてもここから先に行けないと思ったら、来てくださったりするんです」と、アフターフォローもしっかり!
「『同化』している傷ついたその子を剥がしていく作業っていうのが、大変なんです。客観的に見ていくまでの作業を自分でコツコツやって、ほんとに客観視できるようになったらそんなに問題として感じられなくなるんです。感じたくないからみんな隠してるけど、それをわざわざ見に行くことによって、どんどん大したことじゃなくなっていくんです」と、ポイントを教えてくださいました。
15年にもわたってずっと追求してるというアンジェラさんは、本当に自分を客観視できるようになるための方法を探し続けてきた様子がお話の端々に感じられます。
楽に人生を過ごすために方法として、とても役に立ちそうですし、アンジェラさんのセッションを受けてみたくなりました。
詳しくは動画をご覧くださいませ。
アンジェラさんのセッションを受けてみたいという方は、こちら
アンジェラさんのアメブロ