何をするにも、『集中力』があるかないかは、大きな違いをもたらします。
とはいえ、その『集中力』を発揮させるにはどうしたらよいのでしょう?
もしも、自在に発揮させ、持続させる方法が明確に分かっていたら、人生は大いに有意義で豊かなものになるかもしれません。

そんな、『集中力』のプロフェッショナル、株式会社集中力 代表取締役 森健次朗さんに、お話をうかがいました。

講演家として、日本全国を飛び回っていらっしゃる森さんですが、40歳まではスポーツメーカーのミズノで活躍されていました。

「そこで水泳と陸上の日本代表のウェアの開発をやってまして、鮫肌水着ってご存じですか?講演でもそれをいうと大体「あーっ」て言われます。イアン・ソープとか、日本は北島選手……日本代表の合宿に行ったり、Jリーグの立ち上げ、全日本の女子バレー、箱根駅伝、一流アスリート、いっぱい見てきたんです。」と森さん。

ところが、本人は野球とかスポーツ少年だったけど、本番に弱かったともおっしゃっています。

そして、「会社員としてミズノに入って、一流アスリートを見ながら、ド緊張する本番で、お客さんも緊張しているのに、なぜかアスリートだけ落ち着いていますよね。あれを盗みたくて、僕は必死で盗んで・言語化して・テキスト化しているのが、今の自分です。」と教えてくださいました。

森さん曰く、集中力が高い人ほど、リラックスして地に足を付けて冷静に見ているそうです。
「よく”振り子の原理”って言われますが、まずはリラックスしておいて、グッと集中する。緊張したら固まっちゃうから。」とのことです。

とはいえ、具体的にどのようにしたら必要な場面で『集中力』を作りだすことができるのかは、わかりません。
それを森さんは、かみ砕き、法則性や共通項を見つけ、誰にでもわかるようにしてくださったのです。

今では、6冊の書籍で、この情報を発信されています。
この11月にも、2冊の新刊を出版されています。

まず1冊目は、『13歳からの「集中力」向上バイブル』

13歳からの「集中力」向上バイブル

こちらでは、54個の集中法を紹介しています。
本を開くと、見開きの左ページが文章で、右ページがイラストという構成になっていて、とても分かりやすく解説されています。
タイトルでは『13歳から』となっていますが、年齢を問わず、どなたにでも自分の課題の解決に役立つ内容です。

もう1冊は、『集中力を超える「没入力」を手に入れる』

集中力を超える「没入力」を手に入れる

集中力だけでも凄いのですが、それを超えてしまう『没入力』について紹介されているそうです。
しかもこちらの本には、集中力を高めたりスイッチを入れるカードが付録でついています。

「実はこれは両手で持つんですけど、イメージは一番外側が黄色です。黄色は『安心』、まずは地に足つけてリラックス。真ん中のダイヤ(ひし形)がブルー。実はすごく集中しやすく冷静になれるのがブルーです。このカードの上に『I believe in the diamond in myself. I can do it!』=「自分の中のダイヤの原石を信じろ」子どもたちへのメッセージです。まだ見ぬ自分の中のダイヤの原石、潜在能力といいますか、真ん中が未来の点なんですけど、見て目を閉じるとダイヤが残像で浮かんでくるんです。」と、森さんがカードの解説をしてくださいました。

40歳で退職されてから立ち上げた『元気塾』の中では、子どもたちに「目を閉じてダイヤが浮かんだら、ガッツポーズ取ろうぜ」と言って、「自分の中にはまだ出せていない能力があるよね」と毎回毎回勉強の中でカードを活用したことで、元気のない子たちが色々な奇跡を起こしてくれたそうです。

「真ん中の点が実は未来で、未来を引き寄せるっていうイメージです。地に足を付けた黄色の状態から真ん中の未来、真ん中の点がどんどん大きくなるイメージでこのカードを使おうって、はじめは子どもたちにやっていたんですけど、「子どもの元気塾だけじゃなくて、大人の元気塾もやってよ」と言われ、全国を周っています」と、森さんはおっしゃいます。

今では、色々なジャンルのプロフェッショナルの方々も、楽に集中でき自分の能力が出しやすくなるということで、カードを活用されているのです。

「この本にステップを書いています。よくスポーツ界で『ゾーン』っていうんですけど、誰でも『ゾーン』に入ると、自分の意識じゃなくて、上からしゃべらされている感じなんですよ。スポーツ選手は「ボールが大きく見える」とか、「身体が勝手に動く」とか言います。それは一般の方も、ビジネスやっていても、スポーツやっていても、料理していても、勝手においしい料理ができたと……。そういう『没入(=ゾーン)』に入ってほしいんです。そういう、未見の、自分が出せていない能力、それを今回の人生で体感してほしくて、人生卒業する時に、人生の金メダリストになってほしくて、名刺に書いていますけど、「自分自身に金メダルをかけてあげる」、そんな人生を歩んでほしいなってことで伝えてます。」と、森さんは熱く語られます。

元気がなくて猫背だった子が、急に背筋が伸びたり、目つきが変わったり、話す声が急に大きくなったりすることも、よくあるそうです。

「講演で一番最後に言うのが、「人生で最高の喜びは新しい自分に出会った瞬間」それをこのカード・本を読んで掴んでくださいね、と……。」とも、森さんはおっしゃいます。

『集中力』は素晴らしい技術であり、方法論です。
「ここぞ!」という時に自分の能力を発揮できればステップアップでき、人生まで大きく変化する可能性が広がります。
ぜひ、森さんの著書や講演で、その技術に触れ、身につけていただきたいと思います。

詳しくは動画をご覧くださいませ。

森健次朗さんのサイト
株式会社集中力公式ホームページ