ロッキー田中さんに、2022年最初の放送にふさわしい作品を選んでいただきました。
この作品は『ときめきの富士 第72番目の作品』ということなのですが、ご自身では名前を付けられず、Facebookで作品名を募集して、『瑞祥』(ずいしょう)と名付けられたもの。

今年のカレンダーの中の最初のページに選ばれており、確かに新年にピッタリの作品です。

「これは田貫湖なんですが、田貫湖で以前『瑞光』という写真を撮ったんです。真っ赤な朝焼けで、両手で富士山が囲まれているような、包まれてるような。その瑞光をイメージして下さったんでしょうね」と、ロッキーさん。

同じ湖の作品ということで、一文字とって『瑞祥』

不思議な風景がぎゅっと詰まっている作品です。
湖の光の当たっているところと当たってないところが見事に左右で分かれていて、光の側の富士山のバックには、放射状の光がきれいに広がっています。
湖面も空も、輝いているところと、まだ暗いところに、クッキリと二分されているのです。

「この作品が撮れたのが10月2日、ただ皆さん10月2日にそこに行っても同じ景色はありませんからね。たまたまその日に出たっていう……。朝の6時半ごろなんです。ご覧いただくと、こちら側が半分が輝ける世界。光が放射状に伸びて、とてもすごいすばらしい世界が起きています。こっち半分は暗いけれども、これはもしかしたらこの輝ける世界に向かっていく今の過程ではないかと……」とおっしゃるロッキーさん。

実際に、この時間にこの場所にいらっしゃった方は、何分か後には明るい世界が味わえたでしょう、しかし、その途中段階でこの瞬間をとらえることができるのが、ロッキー田中さんなのです。

「通常は8月の20日ごろ、頂上から日の出が出るんです。私(撮影ポイントにいるロッキーさん)は西から東を向いていますから、お彼岸を過ぎると太陽がどんどん南に下がっていくので、日本から遠くなるわけです。富士山の右側の方へどんどん行って、そこから日が上がってくるんです」と、ロッキーさんは教えてくださいます。

富士山を取り囲む様々な場所の、それぞれの季節の太陽の動きと、富士山との位置関係がしっかりと頭に入っているからできる技なのです。

「時間があれば、静岡県の富士宮市様田貫湖というところに行くようにしてまして、昔は田貫沼っていう沼だったんです。今は整備されて、とても人気のある場所で、富士山の形がいつも「逆さ富士」っていう風にきれいに見えるところなんです。この日は逆さ富士ではなくて、湖面と空の世界の3対1の世界で……」と、この日の奇跡を振り返ります。

そして、この作品を年の初めに選ばれた理由をお話してくださいました。

「ここ2年間いろんなことがあって、皆辛かったですよね?動きも制限されたし、『集まっちゃいけない』『みんなでご飯を食べちゃいけない』とか……。本来からいうと、そういう風に制限をかけたり距離を取ったりするのは、本当は健康の上には良くないですよね。みんなと交流しながら、空気中にもいろんなウィルスというのは無制限にいるはずです。それを吸っているから身体に免疫ができるんです。いろいろ辛いこともあったし、そんな時に自分の夢を実現しようと思って、今まで苦労してきた人もいっぱいいる。それが少し先に伸びちゃった。だから最初のページは、この『瑞祥』がいいかなと。この夢を信じて……」と、おっしゃるロッキーさん。

この一枚の作品の中に、こうした願いも込められているのです。
こうして、今年最初の放送の作品と、カレンダーの最初のページには、この『瑞祥』が選ばれたわけです。

年は明けましたが、カレンダーの申し込みは、まだ受け付けているのでぜひお部屋に飾っていただけたらと思います。

そして、番組の中でも『中身はお買い求めいただいた方のお楽しみ』ということで、その月が来たらページを開いてくださいとロッキーさんは呼びかけています。

カレンダーがすでにお手元にあって、ロッキーさんとの約束を守られた方は、元旦になって初めて、『瑞祥』のページを開かれたはず。

「そうすると感動がひときわ大きくなり、爽やかな風が吹いてくるからエネルギーが高まります」と、ロッキーさんもおっしゃっています。

カレンダーの裏側に、どの作品が載っているのかは小さく印刷されているのですが、ページをめくって見るのとでは、エネルギーは全く違います。
せっかくですから、それぞれのページは、その月までのお楽しみにされると良いと思います。

ロッキーさんは、こんなこともおっしゃいます。
「多くの方が、富士山大好きで撮りに行くんですが、そこにある富士山を克明に大きく撮ろうとする方が多いです。それはお部屋に置いておくと飽きてきますから」と……

確かに、ロッキーさんの作品のすばらしいところのもう1つは、ずっと見ていても飽きがこないのです。

「空気と調和するといいますか、夜中から朝を迎えて昼に至るまでの、その直前までの様々な色の変化が、ときめきになって出ている」と、ロッキーさん。

ロッキーさんの作品は、ポストカード1枚からでも、見ているだけで気持ちが変わってくる、素晴らしいエネルギーが入っています。
これぞと思った作品を手元に置かれて、後はもっと小さめの作品やポストカードなどを、いろいろな場面でご覧になると、気分や運気がどんどん良くなっていくと思います。

「光で新年あけましたから、どうかこの一年が輝かしい一年となりますように。皆さん前向きに進んでくださるように、信じております」と、ロッキーさんからメッセージをいただきました。

ロッキーさんのホームページでも作品のすばらしさを感じていただき、できれば作品の実物をご覧いただけたらと思います。

詳しくは動画をご覧くださいませ。

■ ロッキー田中 ときめきの富士 公式ホームページ
● 皆が見たことのない、なんとも言えない素敵な富士山の写真が、ここにあります。

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現代の北斎 ロッキー田中の『ときめきの富士』一覧

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