宮本真由美さんは、本当に元気で明るくて、周りを幸せにしていく達人です。
さすが『斎藤一人さんの直弟子』という感じの方なのですが、いかにしてそのような真由美さんになったのか、今度こそお話をうかがってみたいと思います。
前回のインタビューでは、聞き上手の真由美さんから逆インタビュー状態になってしまい、肝心のお話がほとんど聞けずじまい。
お話上手で、聞き上手という、そんなお人柄も魅力の一つ。
そばにいる方をどんどん良い方向に巻き込んで、全体をハッピーにしていく真由美さんに、ファンが多いのはうなずけます。
「もともと元気で楽しくは生きていましたが、斉藤一人さんと会う前になかったのは『お金』でした。だからお金持ちになりたかったんです」と、あっけらかんと真由美さん。
出会いは、とある喫茶店。
その当時のひとりさんは、暇な喫茶店を見つけるのが趣味だったそうです。
なぜなら、混んでいるところに長居しては申し訳ないけど、暇な喫茶店なら長居しても大丈夫という、商売人のひとりさんらしいお考えで、暇な喫茶店を探していらしたのです。
そして、同じく直弟子のハナエさん(ハナちゃん)という人が喫茶店をしていて、そこにふらっといらした方がひとりさんだったそうですが、ハナちゃん曰く、何聞いても答えてくれるし、すごくお金持ちで成功している人で、すごく変わった人で『宇宙人みたいな人』というのがひとりさんの印象。
仲間内では、『宇宙人だ宇宙人だ』とざわついていたとのこと。
「私も、何聞いても教えてくれるっていうから、『私が幸せになれるか?』っていうのを占ってもらいたいと思ったんです。私、家がお金持ちじゃないので、お金持ちになる方法は玉の輿に乗ることしかなかったんです。知識がないし、サラリーマンの家庭だし、共働きだし、お金持ちになるのはお金持ちと結婚するしかないと思っていました。そして、ひとりさんに『私、玉の輿に乗りたいんです。お金持ちなりたいんです』と言いました」と、おっしゃる真由美さん。
今のひとりさんから考えると、なかなかなチャレンジャーな真由美さんですが、実はもっとすごいのです。
ひとりさんからの「どのぐらいお金持ちになりたいか」という質問に対して真由美さんは、
・南の島を持っている人と結婚したい
・昼は白いレースのドレスに白い手袋
・南の島だから、木の船を浮かべてパラソルを持って釣りをする(魚は触れないけど)。
・夜は黒いイブニングドレスを着て髪を夜会巻きして、じいやが運転するセスナで隣の街のカジノに行って、お酒を飲み、帰る時は「じいや、帰るわ」、みたいな。
このくらいのお金持ちになりたいけれど、なれますか?と、お聞きになったというのです。
しかも、真由美さんご自身、「もし自分と同じことを言う女の子が目の前にいたら、張り飛ばします」とのこと。
でも、ひとりさんは、真由美さんを張り飛ばさずに、こうおっしゃったのだそうです。
「本当になりたいの?本当になりたいなら、なれるから、なりな」
そこで、真由美さんは、「何かこう、落ちてきたみたいな感じ?なんだかわからないけど、この人は、なり方を知ってるんだな」と、思ったのです。
すかさずひとりさんから、「あなたは、いい嫁さんになりたいんだよね?」と聞かれたので、
真由美さんは、別にいい嫁になりたいわけじゃないと思いつつ、ちょっと嘘をついて、「はい」と答えたそうです。
するとひとりさんが、「あなたに一番良い本を教えてあげるから、次に会う時に本をプレゼントしてあげるよ」と、言ってくださって、実際に一冊くださったとのこと。
その本が、司馬遼太郎の『功名が辻』
あの、内助の功で有名な山内一豊の奥さん、千代さんの本で、全4巻の一冊目をくださったのです。
「『本当は全4巻だよ。これを読んで面白いと思ったら、続きは自分で買いなさい』と言わられた時、ほんとに神様ごめんなさいですけど、『え?お金持ちなのに全部くれないの?』と思ったんです。未熟ですよね?そんなことだからお金がなかったんですよ。でもひとりさんが、やったことにはちゃんと意味があって、本当はひとりさんは絶対本をプレゼントしてくれないんです。私たちも、ひとりさんの教えで、本はプレゼントしないと決めています。本は、プレゼントしても読まないですね。『この人に絶対読んで欲しい』と思ってプレゼントしても、そういう人の方がむしろ読まないんです。『本当に読む人は、題名を聞いて自分で調べてでも、買って読むから』というのがひとりさんの持論です。私は読んですごく面白くて、途中まで読んだあたりで4巻全部買いました。読み終わる頃、ひとりさんから連絡があって、「『読んだかい?』と言われたので、『メチャクチャ面白かったです』と答えたら、『次はこれを読んでみなさい』と言われました」と、真由美さんはおっしゃり、続けて、「ちゃんとその人が自分に必要なことを吸収しているかどうか、ひとりさんがそれをステップとして見てくれているんです。それがだんだん、『玉の輿に乗るしかない』と思っていた私が、豊臣秀吉とか、歴史的に成功した人の本を読んでいるうちに、最後にひとりさんから、『真由美ちゃん、自分で稼いだほうが早いよ』と言われて『ほんとだよね?ひとりさん!』と答えていました」と、ことの顛末をお話してくださいました。
なんてラッキーガールなんでしょう?
否定せずに、その方にあったことをピッタリなタイミングでアドバイスしてくださるひとりさん。
本当に『宇宙人』のようですが、そんなひとりさんと、こうした出会い方をして、実際にアドバイスをいただけたということ自体、神様からのプレゼントとしか言えません
ひとりさんが、長者番付とかで1位になられたのは、この出来事のずっと後。
『斉藤一人さんというすごい人がいる』っていうところからのスタートじゃないところが面白いのです。
「その時はすごく成功しているお金持ちの人で、でも日本的に世界的に有名な人というわけではなかったのですが、聞くことや教えてもらうことが、いちいち腑に落ちるんです。世間の常識とは全然違うんだけど……。だからだんだんそれが染み込んでいって……。その時、ひとりさんの本などはまだなかった時代ですから、逆にひとりさんが良い本をチョイスしてくれて教えてくれたんです。そういう感じでいろいろ教えてくれたことが全部ひとりさんに通じてるんです」と、当時を振り返る真由美さん。
このころ、彼女はまだ本当にお若くて23、4歳だったそうです。
「ほんとにラッキーでついているなと思ったのは、私、本が大好きなんです。それ自体めちゃくちゃラッキーでした。私がもし本が大嫌いな人だったら、弟子になれなかったと思います。一冊くださった時点でリタイアしていたと思います。本が大好きですから、小学校の頃から本がないと生きていけない位、本が大好きで、それがやっぱり神様が、ひとりさんに会う前にくれていたギフトでしたね」と、屈託のない笑顔の真由美さんでした。
一連のお話から、チャンスをつかむきっかけこそラッキーの賜物ではあるかもしれませんが、素直に受け止めて、しっかりと自分のモノにしていく流れは、やはり真由美さんご自身の人柄のように思えます。
良いことをしっかり受け止め、自分の人生に活かせる素直さが、素敵なことを引き寄せると、真由美さんの生き方が教えてくれているようです。
詳しくは動画をご覧くださいませ。
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