『ラジオdeハピネス』、まもなく、丸8年を迎えます。
といっても、途中半年間程お休みした時期がありますので、厳密には7年半です。
当初こんなに長く続けるとは思ってもみませんでした。

ちょうど8年前の9月半ば頃のこと、急遽、前の番組を降りることになり、「新番組やってみませんか?」というお誘いをいただきました。

しかし、スポンサーはいません、付ける気もありませんでした。
それは、自腹を切って運営するということを意味します。

テレビでもラジオでも、公共放送の場合、お金がかかります。
たいていはラジオでもテレビでも、CMが流れます。
その方々がスポンサーです。
スポンサーがCMを流す代わりにお金を払ってくださるので、番組を運営していったり、色々な方が出演していくということになります。
ところが、スポンサーがいないということは、端から端まで全部自腹を切らなくてはいけないということです。

そしてスタッフも、局のスタッフの方以外は、最初の時から現在にいたるまでたった一人。
私以外には、カメラマンをやってくださっているナチュラルメッセージ不思議相談室の杉山昌繁さん、この方オンリーです。
ちょっと外部でお手伝いしてくださってる方はいますが、メインはこの二人だけ。
8年間運営できるとは夢にも思っておりませんでした。

あっという間の8年間。

最初、局の方から「番組やってみませんか?」と言われた時は、「全てを自分で用意しなくてはいけない、お金も用意しなくてはいけない、できるわけないじゃない?」っていう感じだったんです。
正直、その頃の私の経済状態は、自分一人が食べていくのにも四苦八苦。
ご飯が食べられない日もある、そんな状況だったんです。

『Happyへのパスポート』の本編の最初の頃には、いろんな打ちあけ話をしていますが、本当にお金がない中で、何を好き好んでラジオ番組を自腹でやるか?と周りから反対されました。
何より、カメラマンの杉山さんからは「それ正気ですか?」位の勢いで反対されました。

でも私には、『自分が書いた小説を映像化したい』という野望があったのです。
そのためには、お金と人脈が必要。
その当時、人脈作りのために、交流会といった会に参加もしましたが、自分と似たり寄ったりのレベルの仲良しが数人増えるだけで、ラチがあかないことを痛感していました。

しかも当時は、まだ小説がやっと一冊出版できるかできないかという状況だったので、周りの友人からは「小説が出版できるわけがないし、それを映像化?映画でしょ?無理に決まってるじゃない?」と馬鹿にされていました。

それでも私が決めていたのは、『絶対なんとかなる。お金も何とかなる。人脈も何とかなる。私の野望は達成される』ということでした。

その結果、まだ経済面は大変なんですけれども、今日現在まで、若干滞納することがあってもちゃんと支払えて、番組運営ができています。
ご飯もちゃんと食べていますし、電車にも乗れています。乗れなかったこともあるのですが、今はちゃんと乗れています。

私の中では、この『ラジオdeハピネス』という番組は、『人脈製造機』と言う名前をつけていたんですが、本当にその通りで、番組が素晴らしい人脈を沢山運んできてくれています。

まさか『こんな方とお目にかかれるとは!』というような憧れの方にも会えちゃいました。
今では、憧れの方がうちのレギュラーとして出演してくださったりしています。
またなんと、その憧れの方と一緒に旅行にも行けたりするのでびっくりです。

残念ながらまだ自分の作品の映像化というところまでにはちょっと時間がかかるのかもと思いつつも、でも、本の出版もできましたし、アマゾンで『杉山 明久実』と検索すると数冊の本が検索結果で表示されます。

だから夢をあきらめない、絶対できる、と信じきることを、『Happyへのパスポート』の中でも色々な形でお話をさせていただいていますが、自分を好きでいること、自分を信じること、自分の周りに、自分が好きと言うことが伝わっていくと、相手の方もそれを受け入れてくれる確率が高くなっているような気がするんです。

昔、私は自分のことが大嫌いだったと番組中でお話ししましたけれども、その当時は「私、自分のことが嫌いなの。こことここがイヤだ」と思っていると、お友だちにも似たような人が集まってくるのです。

今の私は、ここまで楽天的で能天気で良いのかしら?っていうくらい、日々の生活にも、今のこのご時世の中でも、のほほんとしていて、本当に病気の心配も、経済的な心配も、将来の心配も、殆ど無いです。
ゼロじゃないですが、頭をよぎってブルーになる日はあります。
でもそこから抜ける時間はすごく早いです。

そして大好きな人と大好きなものだけに囲まれているというHappyな状態になっているんですが、それは振り返ってみると、8年前の9月に、かなり難しく無理じゃないかなと思いつつも、「この番組をやろう」と決めた自分、そこからミラクルが始まった気がしてしょうがないです。

末広がりの八年目という、とても節目の大切な日なんですけれども、この時を迎えられたことがとても幸せですし、支えて下さっている方々、番組を観て応援してくださっている方々、本当に感謝しています。

私の場合、まず、自分という存在性の良い所をたった一個でもいいから見つける。
これがスタートラインでした。
そこからよじ登ってよじ登ってよじ登って、この番組を持たせていただけるチャンスがあり、その時、目の前はお先真っ暗だったのに、それを吹き飛ばすように
「やります!」
と決断するのに悩んだ時間、たっぷり一分間でした。

この決断力というのも大事じゃないかな?と思うので、皆さんも、何か私の今日のこの話を参考に、ご自分の生活、ご自分の人生の中に取り入れていただいたら、その日からきっと何かが変わると思うんです。

この『ラジオdeハピネス』という番組、本当に皆さんにHappyになっていただききたいなという思いを込めて作っています。
なので、色々方の色々な生き方や、素敵な会社の内容をご紹介させていただいています。
そこにも沢山のヒントがあります。

これからも、応援していただけたらうれしいですし、その間も皆さまのもとにHappyがに届けられるように、これからも頑張っていきたいなと思っております。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

Happyへのパスポート
→Happyへのパスポートの過去動画はこちら