調布でメディサロンtathataを経営なさっている小谷愛さんに、先週に引き続きお話をうかがいます。

先週は、『レイキヒーリング』について、うかがいましたが、愛さんは、今後ご自身のサロンで提供しようと考えているモノがあるとのことで、お聞きしてみました。

それは、『植物療法』という名前で、読んで字のごとく、『植物』を使った療法。
「ほんとに文字のままなんですけど、植物の持っている薬理活性を人間にいろんな形で使わせてもらって、健康とか自然治癒力に使うというのが、ざっくりとした定義です。すごく身近なところだと、冬至の時の柚子湯。ゆずの皮から出る成分が体を温めるとか、そういったことがありますよね。日本でもアロマテラピーとかは植物療法のひとつです。私が学んでよく実践している『植物療法』は、そういうことに通ずるものなんですけど、もうちょっと、女性ホルモンを調整するとか、本当に強いむくみを取るとか。もちろん、医療まではいかないんですが、自分の不調を改善する、そういったレベルまで知識を持っていこうという意識でやっています。」と、おっしゃる愛さん。

さかのぼれば、紀元前4000年のヒポクラテスの時代に、薬草を200種類ぐらい使って患者さんに処方していたというような記録が残っているようで、洋の東西を問わず、生活に密着した形で『植物』は、活用されてきたのでしょう。

「日本でいうと漢方とか、『おばあちゃんの知恵』。ヨーロッパのフランスやドイツでは、お医者さんが処方としてハーブを出したりとか、植物療法専門の婦人科の先生とかもいたりして、日本より、もうちょっとメディカルな形で普及しています。」といって、お持ちくださったものを見せてくださいました。

「すごく目新しい物は全然なくて、ハーブティーとか……ハーブを煮だして使うのは時間的に面倒なので、既に濃縮して抽出されたものをエキスとしてとるような、『チンキ』と言われているもの。後はオイルのカプセル。そんな形でいろんなものを、毎日何かしら使っています。朝起きて自分の体調を確認して、身体の声を聴いています。朝、まずハーブティーを自分で調合して、水筒に入れて持って出て、ちびちび飲んだりします。」とのことで、毎日の生活の中で、食べたり、飲んだり、肌につけたりと、活用されているそうです。

愛さんがなさっている『植物療法』は、言葉で見るとちょっと固いイメージを受けますが、実際のお話をうかがうと、生活の中に溶け込んでいる感じで、ライフスタイルそのものといった雰囲気です。

「今のところやってないんですが、これから植物療法の知識を学びながら楽しいことができるワークショップ、例えばスキンケア、ハーブティーブレンドとか、アロマオイルのブレンドとか、そういったものを始めていきたいなと思っています。」と、愛さんは検討中。
まさに、女子が喜びそうなこと満載。
無理のない健康的な生活を送る知恵として、身につけておくと、とても有意義な知識に感じます。

「ただ、女性って、もともとそういう美容感覚とか高いですが、男性でもストレスの緩和とか、眠れないとか、男性も意外と更年期障害はあったんです。知られていないし隠したいけど……公に相談しないんですけど、あるんですよね。そういうホルモンの不調から出ている、気づかないものってあるんです。気づかずに「外の環境のストレスだから」とか、そんなふうに思って過ごしたりとか……。」と、おっしゃり、男性にもお伝えしたいと愛さんはお考えのようです。

女性の場合、『更年期障害』は、どなたにでも起こることとして世の中に受け入れられていますが、男性の場合は、「ストレスがきつかったかな」という感覚で通りすぎてしまっているのかも知れません。
そうした状況も『植物療法』をうまく取り入れることで、緩和できる可能性があるのだそうです。

実際にアロマテラピーの効果を活用すれば、香を嗅ぐだけでも身体にプラスの影響をもたらすことができますから、状況に合ったアロマオイルを何種類か持ってるだけでもいいかもしれませんし、お気に入りのハーブティーをいくつか決めておくだけで、必要に応じてストレスやちょっとした不調を緩和できるはずです。

「食事の延長の感覚というか、薬と違って治すために摂るという深刻な感じではなくて、感触とか「ビタミン取りたいからオレンジジュース飲む」とか、そういった日常的な感覚で楽しんでもらえるものなので、すごくお勧めです。ハーブティーで、特に今の季節寒いじゃないですか?インフルエンザとか流行っているので、免疫が上がるハーブがあります。代表的なものが『エキナセア』。日本ではあまりメジャーでは無いですけど、ドイツでは家庭にひとつあるみたいです。免疫力をあげたりとか、風邪とかインフルエンザとかに使われています。」と、愛さんもオススメしています。

ただ、気になるところとしては、ハーブティーがどこで取れてどこで作られたかということ?

愛さんのおススメは、『エルボリステリア』というブランドだそうです。
日本全国のショッピングビルで見かける『コスメキッチン』というお店で展開されているブランドとのことで、Webショップもあるので、簡単に手に入れることができます。

この時お持ちくださった『エキナセア』もそうですし、ブレンドすると良いということで、一緒にお持ちいただいた『ネトル』というハーブもこちらのものとのこと。

ちなみに『ネトル』というハーブは、バイプレイヤー的なハーブで、抗ヒスタミン作用があり、アレルギー症状の緩和もできます。
これからの季節、花粉症で悩んでいる方には、『エキナセア』とのブレンドが、かなりよさそうです。

「ハーブティーは基本的にはもちろん単体でもいいのですが、いくつかブレンドして、いろんな効果の相互作用・相乗効果を持ちながら、楽しんでいただくのがオススメです。」と、愛さんもおっしゃっています。

また、ハーブティーを入れて飲むという習慣がない方におススメなのが、最初から液体状態になっている『チンキ』

「これは単純にスポイト状になってます。ドロッとしてるんです。こう、口に垂らしてお水で流すだけにします。サプリの液体バージョンみたいなものです。」とのことで、ボトルにスポイトがついているので、本当に簡単そうです。

こちらも、『コスメキッチン』で扱っている商品で、何種類もあるそうですから、ご自身の状態に合わせて、用意しておくと便利そうです。

愛さんがご自身のサロンで開かれる予定の教室では、細かい使い方や、色々なご相談にも応じていただけると思うので、開かれることが、今から楽しみです。

詳しくは、動画をご覧くださいませ。

小谷愛さんのサイトはこちら▶MEDI SALON tathata(タタタ)