はじめまして、杉山明久実です。
元々は、話をすることが大の苦手でした。しかも、場の空気を読むことも下手くそで、なごやかな空気を何度ぶち壊したことか……。
そんな自分がイヤで、中学生の頃から独自で考え出した『話すための訓練法』に取り組み、明けても暮れても練習を続けた結果、気がつくと人前で話をする立場をいただくことが多くなり、あろうことか司会のお仕事をいただくことにまでなってしまいました。
初期の頃の司会の仕事は、けっして上手ではなかったはずなのですが、なぜか次々とお仕事をいただき続けました。しかも経験も少なく、事務所に属してもいないのに、本当に不思議でした。
ところが、ある時ある方から言われて気がついたことがあります。どうやら、『司会』という仕事そのもの以上に、プラスアルファの特質の部分が買われていたようなんです。
独自に編み出した『話すための訓練法』の中には、一つの事柄を様々な言い回しで組み立てみるという方法があり、どの言い方が一番伝わるかを、一生懸命考えるという練習をしていましたから、膨大な数の言い回しを仮想体験していたのです。
そして、その場にないものを、言葉だけで相手にイメージしてもらうための表現の練習というものもありました。
こうした地道な訓練の成果として、相手に必要な情報を的確に『伝える』という下地が出来上がったのだと思います。
仕事の現場で、クライアントと制作側が互いに一生懸命に会話しているにも関わらず、傍目で見ていても明らかに、双方の気持ちは伝わっていない。そんな場面によく遭遇します。
同じ日本語を使っているにも関わらず、同じ単語を使っていても互いが理解している言葉の定義が微妙に違っていたり、専門用語の意味が分からぬまま、話しが先に進んでしまったりと、本当の意味で言葉が伝わっていないという場面に居合わせることがあります。
こんな時、日本語と日本語の通訳者として、間に入って意見調整のお手伝いをさせていただきます。
学生の頃、愛読書が『国語辞典』という時期があり、知らない単語はすぐに調べることが私の日常でしたので、多分語彙のレパートリーが、少しだけ多いのだと思います。
『ラジオdeハピネス』の中では、メッセージ・ナビゲーターという立場で、メッセージを『伝える』お手伝いをさせていただきます。
● 単行本:271ページ
● 出版社:カナリア書房
● 価格:¥ 1,620
自分を好きになり、あなたらしく生きるヒントがたっぷりつまった一冊!
重度のアトピーに悩む孤独な少女が、夏休みの1ヶ月を祖母の家で過ごすことで、様々な発見をします。
読んだあとにはきっと「生まれてきてよかった」と思える、物語です。
● あらすじ
全身アトピーで苦しんでいる、中学2年生の茜(あかね)が夏休み1ヶ月間を、唯一心を通わせることが出来る、田舎のおばあちゃんの家で過すことになります。
茜は、おばあちゃんの友人諭吉さんと、生まれたての子猫ピトとともに、自給自足に近い祖母の家での様々体験の中で、新鮮な発見を重ねていきます。
そして、8月8日8時8分には、とてもミラクルな事件が起こり、彼女にとって最高のメンター(指導者)、ヴィーに出会います。
約1ヶ月の間におばあちゃんの智恵とヴィーからのメッセージによって、茜の考え方は少しずつ変化し、心も身体も健康へと近づいていきます。
● 感想
読み始めて2ページくらいで、自分が茜の目を通して物語りに入っていました。
文字を追って画像を体感する驚き!
子供の頃、夏休みに泊まりに行った親戚の家での、夏草の緑や、太陽の匂いのする乾いた布団の感触がよみがえりました。
ヴィーとの出会いや、彼と会った不思議な空間。やはりあの世界にも私は茜になって行ったような気がします。あの時の感覚はズバリ、初恋のワクワクドキドキ感です(笑)。
世の中には優しい人、親切な人ばかりではないことは分かっているけど、誰もが茜と同じく“痛み”を抱えている現実があり、この物語は、そんな“痛み”を抱えた私をみんなが優しく受け入れて包んでくれるような気持ちのよさがあるのです
。
最初に読んでから1ヶ月以上経ちますが、部屋の棚に置かれているこの小説が視界に入ると、今でも透明な水を思います。
今、初めて読んだ時と同じく、また外に出て風を感じたくなってきました。
へこんだ時に もう一度読みたい物語、そして、すごく舞い上がってる時にもう一度読みたい物語です。
40代女性 NMさん
とても哲学的で、考えれば考えた分、どんどん深く入り込んでいくことが出来る作品でした。
難しいテーマをたくさん盛り込みながら一つながりの物語の中にそれらが納まっている事がとても素晴らしいと思いました。
田舎のこと、昔のことが描かれているので、若い方には難しいかも知れないと思いましたが、こうした事をたくさんの方にお伝えするのにはアニメーションになればよいと感じました。
60代女性 STさん
1962年2月6日 東京都新宿区で、脚本家と医学博士の父母の下に第二子、長女として生まれる。
日本大学商学部に在学中、イラストレーターとして活動し、同時にインテリアの勉強を行う。卒業後、イベントの仕事に縁を持ち、ファッションショー、コンテスト、パーティーの構成台本、企画書等を手がけることとなる。各種イベントの制作サイドの経験を積む中で、MCとしてマイクを持つ機会を与えられ、MCとしての経験も積むこととなる。台本を自ら書き起こせることから、台本なしの現場をこなせるため台本のない急な現場のオファーが多くなり、多忙であったことから身体を壊し、一旦イベント業界から離れた。その後、一般企業の社員として販売戦略・企画営業に7年間携わる。
その間、健康を取り戻すための工夫と研究を独自に始め、食べ物と身体のかかわりに関する独自の見解と手法を用いることで、健康を取り戻す。
健康を取り戻したことから、2003年4月、自らの使命に気づき会社を退職し、『伝える』という事を仕事としてセミナー活動を開始する。
この経験を活かした小説『ヴィーの法則』を2010年に出版。