● 2019年11月3日放送
35歳の若さで既に世界126か国を旅していらっしゃる近藤瞳さん。
彼女がこの15年間、地球を旅しながら到達した視点を、彼女のワークショップの内容も交えながらお話をうかがいました。
昔から大の仲良しだったみたいな気持ちにさせられる瞳さんですが、実際はこの10月に参加した彼女のワークショップが初対面で、今回でまだ2度目。
八王子のとても素敵な公園で開催された『地球を生きるワークショップ』の主な内容は、瞳さんがイギリスのシューマッハカレッジで学んだものです。
地球の誕生から46億年。
それを距離で表す為に、4.6キロの道のりを参加者全員で歩きます。
100mが1億年。
さらに、地球の誕生日を1月1日とし、たった今を12月31日の大晦日と仮定します。
所々で、立ち止まっては、その地点は地球のカレンダーに置き換えると何月何日であるのか?その時点では地球の状態がどんな感じで、どんな生物が誕生したのか?などを瞳さんから教えていただきます。
そうすると、いかに長い時間をかけて、地球が命をはぐくんできたのかが、身をもって感じることができます。
そして、人類の登場は、最後の最後、12月、それもかなり大晦日に近くなってからだということをリアルに感じられ、ハッとさせられます。
しかも、わずかな日数が人類の歴史であり、さらに地球を壊し始めた近代文明に至っては、ものの数分、数秒のことなのだと体感でき、人類の暴挙に対し、今更ながら大いにあきれることになります。
この素敵なワークショップは、今年の8月からスタートしたにも関わらず、既に全国で45回開催されています。
しかも、けっして有名人ではない瞳さんが、日本国内をヒッチハイクで回って出会った方々のつてや、Facebookを通じてあっという間に広まっていきました。
その行動力は、やはり目を見張るものがあり、瞳さんは、地球に生きる私たちを引っ張って行ってくれる頼もしい存在です。
ところで、お話を少し前に戻します。
瞳さんがこれまで訪れた国・地域はアメリカから始まり、オーストラリア、エジプト、東南アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南米などなど。
普通に大学を卒業してからの15年間で126か国を一人で、身一つで回ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
実は最初のきっかけは乙女心からでした。
なんと、中学2年生の時に映画『タイタニック』を観て、レオナルド・ディカプリオに一目ぼれしたのが始まり。
「絶対にディカプリオに会う」という思いで行ったアメリカで、残念ながら彼には会えなかったのですが、そこからディカプリオの出演した映画の聖地を巡り始めたことが、そもそものきっかけだったのです。
実際にアメリカで1ヶ月過ごして感じたことは、日本との常識の違い。
そこに何かを感じた瞳さんは、次で訪れたメキシコでさらに大きな『常識の違い』を感じます。
「もっと見たい」という思いが沸き起こり、この15年間、日本と海外を半年ずつという生活を送ってきたそうです。
これまでで感じた常識の違いの中でも、大きなエピソードは、やはりアフリカ。
普通にバスに乗っていて、自分の上におばちゃんが平気で座ってくるというのです。
海外では、シャワーを浴びるにも一苦労。
日本に帰ってきてから、シャワーの水に合わせて自分が移動しなくても、普通に浴びれることに「すごい」と思ったこともあったとか。
それでも、そういう不自由な体験をしたいと思って、次なる国へ行かれる瞳さんの行動力は眩しいです。
そして、今。
「やっぱり旅をしていく中で、この自然や地球なくして自分たちは生きられないということに15年かかって辿り着き、自分で出来ることで地球環境に対して優しく生きることをしたいと思いました」
これが、今の瞳さんの気持ちであり、『地球を生きるワークショップ』をスタートさせた原動力の想いなのです。
とはいえ、瞳さんご自身は、気張ってワークショップを広めようとしているわけではなく、地球に沿って生きていたら自然と導かれるはずだとおっしゃいます。
これまでの旅の中でも、ご自分で決めることは少なく、起こる出来事をこなしていき、流れに身を任せて生きていくと、それですべてが回っていくことに気づかされたそうです。
「いくら稼がないと今月生きていけない」と考えるのでなく、天は味方してくれていることを体感し、素直に進んで行った結果が今の瞳さんなのです。
みんながこういう風に流れに身を任せて生きていたら、地球にやさしい人々で満たされるのではないでしょうか?
ご興味ある方はぜひ、瞳さんのワークショップにご参加してみてください。
詳しくは動画をご覧くださいませ。
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