● 2019年9月22日放送
変えたいと思っても、自分の『考え』を根本から変えることは、なかなか出来ません。
しかし、くまさんの手にかかると、意外なほどに簡単な糸口が見つかるのです。
くまさん流の方法について教えていただきました。
さて、ここで思い出してみてください。
通常、私たちは、「まずは思考ありき」です。
それが出発点となり、そこから行動を起こしていくわけです。
くまさんは、ここで逆転の発想をするのです。
「まずは行動ありき」、つまり、考えるより先に行動します。
なぜならば、『行動』を変えると『思考』に変化が起きるという点に着目したからです。
理想の考えに基づいて、身体を動かし、言葉を使う、これを実際にやってみることをくまさんはオススメしています。
この方法で、『行動』し、行動が身に付くと、『考え方』そのものまでも変化していくのです。
行為や行動をまず身体に染みつかせるという、この逆転の方法こそが、『考え』を変える近道なのです。
もともとくまさんは実践の方、行動の方。
「最終的には行動がその人の真実・意図することを教えてくれます」とくまさんはおっしゃいます。
どんなに素敵なスピーチをしても、どんなに素晴らしい文章を書いても、それがその人の本質かはわかりません。
見分けるポイント、それは『行動』=『足の言葉』
『行動』にすべてが現れるのです。
例えばジャングルでは、足跡を見れはそれがライオンか、象か、シマウマかわかります。
また、その人の人となりは、バッグの中身にも表れます。
整頓されているバッグもあれば、グチャグチャのものもあり、それら持ちものがその人の普段の所作を雄弁に語っているのです。
そこに気が付くと、人を見る目も肥えて来るでしょう。
『思考』とは、文字通り「思いの考え」です。
くまさんは、この『思考』を言い換えて、『子考(しこう)』ととらえています。
『子どもの考え』です。
そして、それをコントロールする『母=ボス』がいます。
『母考(ぼこう)』と名付けているとのこと。
この母がどういう『考え方』をしているか?
母(ボス)を変えない限り、本当の『思考』も変わらないのだそうです。
ところが『行動』を変えて、毎日同じ『行動』を繰り返すと、それがベースとなり染みつき、『母考』までも変化させるのだそうです。
ここで、くまさんからのアドバイスです。
「一気に大きく変えようとしないこと」
早起きしようとすると、人は「1時間早く起きよう」と思いがち。
そうでなく、1秒でいいのだそうです。
その1秒を実行することができたら、それを2秒、3秒と……
さらに、5分、30分、1時間……と変化させていくのです。
随分気の長い話だと思われるかもしれませんが、もし、これまでに思うだけで何も実現しなかった経験があるなら、この『1秒』ずつ早くしていくことにトライするだけで、確実に何かが変わったことに気づくはずです。
このように、素晴らしくポジティブな発想をお持ちのくまさん。
現在77歳になられました。
でも、くまさんでさえ60歳くらいまでは、出来ていなかったそうです。
できないのを経験しながら、自分流に実現していくと、ドミノ現象のように少しずつできてくるもの。
それがいつの間にか積み重なって、久しぶりにお会いする方々は、「くまさん変わったな」とわかるくらい出来るようになっているのだそうです。
また、くまさんは日記も毎日欠かさずつけています。
その日記は、一行日記。
書くことがないときは、「今日は書くことがありません」という一行なのです。
でもそれで十分だとくまさんはおっしゃいます。
自分に納得すること。
それが継続の秘訣です。
ぜひ皆さんも、自分流を見つけて実行してみてください。
詳しくはぜひ動画をご覧くださいませ。
○ あおいくまさんこと鈴木武さんと杉山明久実のコラボ
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