● 2019年8月18日放送
『幸せ』の感じ方は、人それぞれですが、だれもが『幸せ』を求めて人生を送っています。バリ島在住の島﨑周子(チカちゃん)さんから、『幸せ』の感じ方についてお話をうかがいました。
さて、チカちゃんは、だれもが追いかけている『幸せ』について、ちょっと違った角度の考え方を持っています。
それはなんと「幸せは、テンションが低いものである」という感覚です。
通常、『幸せ』という言葉のイメージは『超ハッピー』とか、『ウキウキ』『ワクワク』『うれしい』『楽しい』といったテンション高目な感じではないでしょうか。
でもチカちゃん曰く、本当は、『内側から湧いてくるようなじわっとした感覚』が『幸せ』なので、テンションという観点から見たら、『低い』もの。
実際に「あ、幸せだな」、そう感じている時のテンションは、たしかにそんなに高くはないのです。
まさにそれが自分と繋がっている感覚、それが『幸せ』を感じている瞬間なのです。
「何かを手に入れたい」、「あれが叶ったら幸せ」、というように、望みをかなえることを追求することは勿論素敵なことですが、この場合、状況次第で幸せか否かが左右されているとも言えます。
ところが、本当に深く幸せを感じるという状態は、条件付けなど必要なく、何もなくてもここに自分が存在していることを『幸せ』と感じられることなのです。
そして、この状況を選ばなくても幸せを感じられる力は、本来、誰でも持っていいます。
しかし、普段の生活では、このルートが遮断されていて、感じにくくなっているのだとチカちゃんは語ります。
もしも、この感覚を知りたいと思ったなら、今の自分に対して、安心感を感じてみるとよいようです。
『幸せ』とは、安心感です。
自分の存在に対する安心感。
今ここに存在していることへの安心感。
この、とてもシンプルな感覚にフォーカスするということが意外とできていないのです。
生きていれば、将来のこと、今の仕事や生活のこと、不安な要素は沢山あります。
不安を原因にして行動しがちなため、なかなか『安心感』=『幸せ』という感覚は持ちにくいかもしれません。
ベースとなっている考え方が、『愛』ベースか、『恐れ』ベースか?
この違いが、『幸せ』を感じるときに、大きな違いをもたらすのです。
また、チカちゃんは「無意識のゴール設定をやめよう」とも提案しています。
『無意識のゴール設定』とはどんなものでしょう?
例えば、「こういうパートナーシップが理想」とか、「あるべき父親像」だったり、「理想の母親像」だったり、いわゆる『誰の目にも理想の型』というものがあります。
これが、『無意識のゴール設定』です。
そこには、「今の自分にはそれが無い」という不足ベースからの連動があるはずです。
『不足』や『不安』というものは、手放して、たった今『幸せ』を感じる。
それが『愛』をベースにした『幸せ』なのだそうです。
何かを克服しようと力むと、心も身体も固くなります。
そこには柔軟性は乏しく、必死に生きてはいても、『安心』からは遠ざかっています。
自分に対して『安心』している状態は、心も身体も緩みます。
寝る前の一人時間、ちょっと気持ちが緩んでいる時、そういう時こそ、本当の力を発動できる時なのだそうです。
「ほしいものを引き寄せたい」「目標に向かって邁進」といった考えは、これらも『不安』ベースから発動するもの。
「克服したい」とは、逆に言えば今の自分にNOを出している状態であり、許さないことでもあります。
それよりも、「そうありたいからそうする」と、多少ぼんやり思っている時が『愛』ベースです。
こちらの方が自動的に理想の現実がやってくるものです。
今を生きること。
過去や未来ではなくて、『今』、自分の人間関係、生活、自分自身はどう感じているかこそが大切なこと。
「今のままの自分にOKを出してみてください。
自分には不足があると思っているかもしれませんが、不完全も個性です。
自然体でいいよと自分を許し、自分に許可を出してください。
自分を一番分かっているのは自分です。
たった今持っている幸せを感じる力に気づいてください」
チカちゃんからの大切なメッセージをぜひ受け取っていただきたいです。
詳しくは動画をご覧くださいませ。