● 2019年8月11日放送
日本各地で『お盆』の風習は異なりますが、最近は、お盆やお墓参りなどをまったく行わないご家庭も増えてきています。
まったく行わないことについて気にしている方に、どうしたらよいかを天無先生が教えてくださいました。
『お墓参り』以前に、父方、あるいは母方のお墓がどこにあるかわからないという方もおられるでしょう。
中には、兄弟同士や親族同士がもめていて、個人的には『お墓参り』に行きたいけれど、他の家族が怒るというご事情の方や、単に伝統的な行事に無頓着なご家庭もあります。
理由はそれぞれです。
『お盆』の風習も、先祖代々しっかりと受け継いでいるご家庭は、形式的に覚えていることですが、そうでないご家庭の方は、ご先祖にお礼をしたい、想いをお伝えしたいと思っても、どこから何をすればよいのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
仏教でいえば宗派が色々あるため、親が改宗したり、結婚して宗教が変わったりすることもあります。
都会のマンションに引っ越して田舎の仏壇を引き払い、以前のお寺さんに行かなくなってしまったという方もいらっしゃいます。
そうすると、どうやってご先祖に接したらいいのでしょうか?
日本人の感覚として、ご先祖の霊への接し方はお寺さんに聞くというのが普通です。
そこからずれたらどうしたらいいのでしょうか?
しかし、お寺もお仏壇も無くても、どなたでも簡単にできる、ご先祖や亡くなったお子さんの霊を供養する方法があると天無神人先生はおっしゃいます。
全法要、全宗教に共通するもの、それは『方角』です。
そして、『方角』の中でも、御霊を祀ることができる方角は、ズバリ『西』なのだそうです。
太陽は東から登り、『西』に沈みます。
命も、『西』に収まるのだそうです。
夜の闇も、東から西へ。
凡ての命もそうなのです。
『方角』が分かっても、実際に、お祀りするためにどんな物を用意すればいいかとお考えになるかもしれません。
天無先生は、『水』だけで十分だとおっしゃいます。
水道水でもいいのです。
一杯の『水』を西に向かって捧げてください。
水には感謝する思いが伝わりやすいそうです。
水子の霊も、水に向かって拝むと心が鎮まります。
そして、こうした想いを最も伝えやすいのが西の方角なのです。
世界の歴史や日本の天皇学でも、西は『治まるもの』の親分なのだそうです。
希望は東に、悲しみ苦しみは西に……。
宗教も民族も何もかも超えて、地球に生まれた人類にこれは共通の場所だということです。
今後、お寺や神社はこれから半分以下に減ってしまう可能性があります。
物は朽ちていくことが宿命ですが、ご先祖に感謝する気持ちは朽ちません。
心があればいいのです。
『西』に向かう、そこだけ守って想いを込めてください。
さて、お盆休みの帰省ラッシュもこれからです。
新暦の8月13日から16日が、一般的な『お盆』です。
天無神人先生曰く、この時期は本当に一斉に、ご先祖の御霊が降りて来るそうです。
この時期、先生の身体は重くなるそうです。
ご先祖様が、必ず戻ってくる時期、『お盆』
でも、仕事や色々な事情で、お墓に行くことができない方も多いでしょう。
もしもお墓に行けなくても、『西』へ向かって拝んでください。
「去年まではお墓に行けたけど、ごめんね。今年はここだよ」と、心静かにお祈りすれば、ご先祖は、拝んでいるその場所に降りるのだそうです。
想っていると、御霊はスッとそこに立つのです。
たとえ見えなくても、そこにおられるのだと天無先生はおっしゃいます。
「ありがとう」「ごめんね」と、自分の想いをご先祖にちゃんと伝えてください。
これを聴かれている今年は、ギリギリ間に合います。
『西に向かってお水を一杯供えて、気持ちを伝える』
やるとやらないとでは気持ちが全然違います。
これをきちんと行うと、なんと現実も変わるそうです。
これがご先祖の力。
その力をお借りしてご先祖さまとご自分を祝福してください。
詳しくはぜひ動画でご覧くださいませ。