● 2019年7月21日放送
自分のものでありながら、『心』というものは、どうにも扱いづらいもの。
『心の中の片付け』のエキスパート島﨑周子さんが、普段なかなか向き合えない心の整理整頓についてヒントをくださいました。
梅津先生とは、4年越しのお付き合いの島﨑さんは、なんとバリ島からいらしてくださいました。
とても親しい梅津先生からは『チカちゃん』と呼ばれているので、コーナーの中では、チカちゃんと呼ばせていただきます。
さて、私たちの『心の中』には、常に『ときめく気持ち』と『イヤな気持ち』が、同居しています。
チカちゃんは「気持ちは捨てられないので、両方の存在を『わかっておく』ことが必要」であるとおっしゃっています。
この『わかっておく』という言葉は、お話の中に何度となく登場してきます。
そう、自分を『わかってあげる』ことで、不要なものは自動的にそぎ落とされ、自分に大切なものが残っていくのだそうです。
仮に自分自身で心に蓋をしたとしても、『イヤなもの』が消えたわけではないことを、私たちは知っているのです。
ところが、そこにあることを『わかっている』というように、認識することによって自分への理解が深まり、日常生活を過ごしながら自己肯定していけるのだそうです。
『イヤなものを自分の中にキープしておく』というと、抵抗があるかもしれません。
人によっては、白黒はっきりさせたいと思ってしまうかもしれませんが、そこは敢えてグレーな状態で保留にして『わかっておく』ことを、チカちゃんはオススメしてます。
「本当はこうしたいのにできない。だからどうする?」ではなくて、ただ『わかっておく』
それだけでいいのだそうです。
『わかっておく』ということを認識しておくことで、勝手に上手くいく状況がやってきて、それに気づき、自分に安心できるようになるとのこと。
さらに、自分でいることが喜びになってくるのだそうです。
にわかには信じがたいことですが、チカちゃんご自身の経験から生まれた考え方であり、方法なのです。
実際に、この方法に気づいたのは、2年前にバリに住んでからだったとのこと。
やはり神の島といわれるバリ島でご自身を解放した結果、見えて来たものは大きかったということでしょう。
自分の中に新しい風が入ってきて自分の感じ方も変わったのだそうです。
本当は、自分が自分の一番の理解者です。
そうなるためには、自分の中から湧いてくる内なる言葉に目をむけていくことが重要なのです。
何かの時に「あ、これはイヤだな」と感じたことに気づいたなら、そういう気持ちを、『わかっておく』ことです。
「その考えをこうしなければならない」でなく、『わかっておく』こと。
これを続けていくと、勝手にそれが自分の中で繋がっていき、自分の中で育ってきます。
気づきの連鎖が起こって、自分自身のバージョンアップが起きてくると、自分でいることがドンドン楽しくなります。
そうなったら自分のこともドンドン好きになってくるのです。
一見、難しそうに思えますが、難しく考える必要はないのだとチカちゃんは言います。
何か問題に突き当たると、人は手助けになるような本を読んだりセミナーに頼ったりします。
それは勿論悪いことではありませんが、それらに100%従うよりは、自分がそのセミナーや本に何を感じているか?そこに気づくことが大切なのだというのが、チカちゃん流です。
それを『わかってあげる』だけで、自分の行きたい方向に進んでいけます。
外側にアプローチするのではなく、自分の中で巡らせていく。
それが外に連動していくのだそうです。
本当の自分と合っていない方向に向かおうとすると、自分が苦しくなってくるもの。
それよりも「自分の中に『潜る』こと。内側に目を向けること」
自分を一番わかっているのは自分なのですから、本当の答えを私たちは持っているのです。
周りにあまりにも影響されすぎるより、まずは自分を信じて安心してみてください。
心の中のお掃除ができるはずです。
詳しくは動画をご覧くださいませ。