● 2019年6月2日放送
先月の放送でお届けした宮古島ツアーの続報です。
本当にレアなご神事ツアーについて、同行された『SRT』の星里恵李さんを交え、天無先生からうかがいました。
星里さん曰く、ただただ感動の連続だったという宮古島と伊良部島での5日間。
特に、1年にたった1時間しか浮上しないサンゴ礁の島、『ヤビジ』での体験はすごかったようです。
この『ヤビジ』でのご神事は、あわや中止?と思えるほどに天候不順の状態。
前日は嵐のように風が吹き、当日の朝も、「本当に行けるのか?」というレベルの雨模様。
それでも、船を出していただけることになり、天にお願いしながら90分、雨に打たれ船に揺られながら進んでいったそうです。
普通に考えたら絶対晴れそうにないその天候にも関わらず、晴れそうな予感を感じていた星里さん。
天無先生のことだからきっと上手く行くはずと思い続けていたら、『ヤビジ』に到着するころには、雨はやみ、祈りの時には、太陽の光が差すほどに……。
ちなみに、昨年は、波と天候のせいで、15年間続いたご神事の流れの中で初めて『ヤビジ』に行くことができなかった年だったそうです。
外海も荒れ、流石に船長さんも危ないと判断したための欠航となったのです。
今年も同じく天候が危うかったのですが、天無先生は、伊良部島の『神おじい』に電話で相談してみました。
沖縄では神に仕える方々であるシャーマンは、主に女性です。
ところが伊良部島では、この役割は男性であり『神おじい』と呼ばれ、伊良部の特別な存在の方。
そのトップの『神おじい』が、天無先生へのアドバイスは、「風の向きを変えればいい」の一言。
「そ、そんなこと言われても」と普通の人間なら思いますが、島の方々はやはり神と近いところにいらっしゃるのでしょう。
自然界の神との距離は私たちとは違うようです。
彼らには、「風がこっちの方角に吹けば雨は流れる」というように風で天候を読めるのです。
そのため『神おじい』は、「風で雲は運ばれるので、雨雲にちょっと外れていただきなさい」と、天無先生にさらりとおっしゃったのです。
天無先生も日本の自然神とのつながりは深い方なので、『雨降らし』も『雨止め』もできるのですが、人間都合のためにはその力を使うことはないそうです。
しかし、今回は大切な神事。
風の向きを変えるよう、自然界の神々にお祈りしたそうです。
そうは言っても、現実的に船を出すか出さないかは、全て船長の判断です。
船長がNOと言ったら、流石の天無先生でも、船長の決断を動かせません。
出向1時間前の船長の判断がギリギリセーフで船が出航。
全てが紙一重の神業だったようです。
さらに、今年の『ヤビジ』での祈りには、天無先生にとっても、初めての体験があったそうです。
この15年間、『ヤビジ』に上がる場所も祈る場所も同じだったのですが、天無先生がいつも意識していて、行きたいと願っていた大きな『岩』がある場所、そこでの祈りが実現したのです。
その大きな『岩』は、宇宙神と直接対話するための重要な場所であるとはわかっていても、足で渡るには深すぎて行くことがかなわず、船でつけるには座礁しそうな場所だったのです。
実際に、この『ヤビジ』のサンゴ礁に船をつけることができる船長は、本当に数えるほどしかいません。
それくらい難しい技術なのです。
ほんのちょっとの時間差で水位が変わり、間違ったら座礁して出られなくなるので他の船に引っ張ってもらわないと出られなくなってしまいます。
無理をすれば、サンゴで船に穴があく恐れがあるという大変さなのです。
そんな中、なんと今年、船長が上陸のために船をつけた場所はまさにその『岩』がある場所でした。
2019年は、大きな変動の年とはわかっていた天無先生ですが、素晴らしいギフトを宇宙からいただけたのです。
「まさかここまで凄いとは!来年も楽しみ」と星里さんもおっしゃっているツアーですが、たった20名だけが参加できる特別なツアーです。
ご興味のある方、人数は限られているので、ぜひ天無神人先生のホームページにアクセスしてみてください。
詳しくはぜひ動画でご覧くださいませ。