● 2019年4月21日放送
岡山県高梁市にある『天空の森の神社』という別名を持つ亀石八幡神社。
とてもユニークな感性の持ち主の西江宮司から、この神社のこと、ご自身の不思議な宇宙的な発想についてうかがいました。
この亀石八幡神社は明け方の気候によっては、まさに雲海に浮かぶ『天空の森の神社』という名前に相応しい光景になることがある素敵な神社です。
決して大きくはない神社ですが、歴史は古く、社が建立されたのは500年前。
遡ると、さらに古い歴史があり、1172年に、当時の首相に当たる方から、藩主が八幡様の画幅(がふく)を受けてそれを祀ったことが亀石八幡神社の始まりだそうです。
神社の『亀石』という名前ですが、実際に『亀石』と呼ばれる直径2mほどの丸い石が近くにあり、古代祭祀として、今でいう岩倉を祀っていた痕跡があるのだそうです。
実は、宮司の西江嘉展さんとは、昨年山中湖にて行われていたイベントに、みつばちハニーさんと一緒に訪れた時に、お会いしたことがきっかけ。
その時の話題こそが、今回の取材の大切な目的の一つでした。
それは、なんとこの神社のお社に日本ミツバチが巣を作っているということなんです。
西江宮司がそれを発見したのは、2018年春。
拝殿で蜂の羽音がすることに気づいた時です。
普段人が居ないこの神社は、セキュリティ上、無人になる時間は締めてしまいますので、ミツバチが入ったままでは困ります。
2018年当時は、ミツバチたちは本殿の奥に開いた直径1センチほどの穴から出入りしていたようですが、何を迷ったか、こちらの拝殿まで出てきているミツバチがいたわけです。
このミツバチたちが巣を作っている場所というのは、まさに神様がいらっしゃる場所。
参拝した私たちは、神様だけでなく、ご神鏡の奥に巣を作っているミツバチ様にも手を合わせていることになるのです。
この番組にも数回ご出演してくださっているみつばちハニーさんは、このお話を聞いた瞬間に、この亀石八幡神社をミツバチ神社として、ミツバチを祀りたいとおっしゃったのです。
そしてその時、「おお、いいですね」と即答した西江宮司。
この柔軟さが、とても素敵です。
さらに、西江宮司のユニークな所は、宇宙的な観点から世の中を見ておられるところでしょう。
他の宮司さんからは聴いたことが無いような思いをお持ちなので、なぜ西江宮司は宇宙的な発想をされているのかもお聞きしてみました。
ちょうど西暦2000年の辰年から 2012年まで、西江宮司は吉備津彦(きびつひこ)神社という岡山県の一宮で奉職されていました。
その2000年の時に、西江宮司はこう思われたそうです。
「自分は何を拝んでいるんだろう?」
教わってきたことと違うことが世の中に展開され始めたという思いが頭をもたげたそうです。
国学や神道学、そしてご両親祖父母から教わってきた神の名前、そして神社の歴史などから、異なる物を発見していき、いろんなことがわかってきたとのです。
「僕らの神様は日本の純粋な神でない」
そう思うと、手を合わせるにも意識が通らないことが多々起こったそうです。
そして、そこから探求が始まり、広大な宇宙の感覚に入り込んでいったのです。
宮司曰く、2014年に「私の中の宇宙が、『感覚』としてよみがえった」とおっしゃいます。
「私は何なんだ?」「私はどうなっているんだ?」「どこからどこまでが私なのか?」という純粋なる好奇心を満たすための努力が始まりました。
「僕がビッグバンを起こした張本人だとすると、自分から西江嘉展を分離して、西江嘉展を認識しようとしても、そのままの状態(同じ周波数)では認識できない。私がどこまでも西江嘉展(同じ周波数)だったら、どれだけ分離しても、それ以上自分に興味を持たない。そのために私であって私でないもの、他人という自分を作る必要があったのです」と宮司は締めくくられました。
お話しが最高潮の時に時間切れとなってしまいましたが、是非また西江宮司のお話をお聞きする機会を持ちますので、どうぞ楽しみにしていてください。
詳しくは動画をご覧くださいませ。
● とても素敵なページです。
ぜひ、のぞいてみてください。