● 2019年4月7日放送
4月のこの時期は入学や就職の時期であり、日本全体がリニューアルの空気に満ちている特別な時間ともいえます。
この変化の時期にピッタリのお話を天無神人(あまみかむい)先生に教えていただきました。
これまでの自分から脱皮して、大きく変化したいと思うことは誰にでもありますが、変わろうと思っても、なかなか上手くいかないもの。
そこで、変えようと頑張っている自分を、周りは「どうしちゃったの?あなたらしくないね?」と笑うかもしれません。
自分を変える足かせになるのは、案外、仲の良い知り合いや身内だったりします。
変わろうと自分一人で頑張るより、味方につけられるものは味方になってもらいましょう。
今回の場合、それは『タイミング』です。
新入生・新社会人となり、新しいクラスメイトや新しい同僚に囲まれた新環境は、ワクワクと同時に不安もあります。
しかし、過去の自分を知っている人が居ない新しい環境は、自分が変わるのが容易なタイミングでもあるのです。
これをチャンスにして、意図的に自分を変えれば、思いの外簡単に変わることが出来ます。
ご主人の転勤によって、一緒に引っ越した奥さんたちも、新しい環境で新しいママ友たちを前に、これまでこうありたいと思っていた『自分』を設定できます。
初めて会う人には、最初からそういう人だと思ってもらえますから、『引越し』はとても良いチャンスなのです。
また、入学、転勤も引っ越しも全くない人は、何かのお教室に通って自分を変えるのもいいでしょう。
なぜならば、習慣や行動を変えると自分自身が変わるからです。
さらに、自分を変えるのは、自分以外の人間であったりします。
自分はこういう人間だと思っていたとしても、人からそう思われなかったら、なかなか変わりません。
ところが、誰かから「あなたはこういう人ですね」と言われることによって、意外と簡単に変われることがあります。
人から自分はどう見えているかで、見え方が変わるのです。
そして、それを後押ししてくれる人が居れば もっと進化していくことができるものです。
新しい環境の中で、なりたい自分を設定して、他人からフィードバックしてもらうことは、変化するための早道なのです。
変わらずにいることは、『慣れ』につながり、『慣れ』は、自分の心を怠惰にします。
せっかくの変化の時期なので、たった1つでも新しいことにチャレンジすることをお勧めします。
そして、続けるコツは、必ず3ヶ月間を設定すること。
人間が持続できる長さは、3か月だそうです。
「ここの会社で30年頑張ろう」とは思ったら、先が見えなくて不安になりますが、3ヶ月後の状況なら想像できます。
『自分が想像できる3か月後の自分』を考えて設定を行い、そこに向かって努力をします。
そして、その『なりたい自分』になれたら、次の3ヶ月の設定を行うのだそうです。
この方法であれば、3ヶ月、3ヶ月と順に行うだけなので、取り組みやすく、実現がしやすいのです。
また、やりたいことが5個あったのに1個しかできなかったとしても、嘆く必要はありません。
野球で打率が高い有名選手でも3割くらいしか打てないのですから、1個できた自分はすごいのです。
ちゃんとできたことを褒めることが大切なのです。
特に4月のこの時期は、みんなが新しいことを始める時期なので便乗しやすいのです。
ぜひ、3か月の設定に取り組んで、新しい自分へと進化していきませんか?
仮に全部が出来なくても、出来た部分を良しとすることを念頭に、素敵な変化を楽しみましょう。
詳しくはぜひ動画でご覧くださいませ。
動画の中でご紹介している曲は、こちらです。