● 2019年3月24日放送
何か困った時、凹んだ時、きっと誰かに相談します。
その相手は誰でしょう?
どなたに相談するかで、そのあとの展開に変化があるはず。
くまさん流の相談相手は、ちょっとユニークです。
今回のテーマは、そう『相談相手』です。
実は、くまさんには4人の相談相手がいらっしゃいます。
その方々のお名前の頭文字は、全員が『か』
一体、どんな方かといえば……
・神様 :宇宙の純粋なエネルギー。
あらゆる角度から思考し、精度を高めていきます。
・身体 :頭で考えた事を実行する担当。
まずは身体に相談します。
・金 :分相応となるようにチェック。
お金が無い分、知恵を出して推進します。
・過去 :自分にとって最大の友であり教師。
たいていの人間は、同じことを繰り返す。
過去の出来事や物の考え方を見直します。
くまさんがこの4人の方を相談相手とされたのは、50代の終わりころだそうです。
人生の早い時期から、この『か』の4人に相談していたら窓際族にもならなかっただろうと笑っておっしゃるくまさんですが、色々な失敗を経てこの最強の4人と巡り合ったのですから、私たちはくまさんの失敗に感謝せねばならないかもしれません。
私たちは、通常、身近な生身の人間に相談することになんの疑問も持っていないはずです。
ところが、くまさん曰く、ここが間違いの始まり……
実は、本当に自分の問題の答えを持っているのは、自分自身であり、逆にそこにしか答えがないという考えがくまさん流なのです。
に手本になるのは自分の過去なのです。
他の方のアドバイスも勿論役にたちますが、その人にとって一番役に立つアドバイスをくれるのは、過去の自分自身だとくまさんはおっしゃいます。
私たちは、本やセミナーなどで、色々なことを学ぼうとしますが、どんなに立派な内容でも、その学びは、著者や講師の経験からくるもので、その方々にとって役に立っている内容なのです。
そのため、そのまま真似をしても消化不良を起こす可能性が多く、あくまでも、参考事例として、自分なりに噛み砕く必要性があるのです。
私たちは、ひとりとり自分自身のステージで進んでいきます。
自分の歩んで来た道にこそ、使えるデータがあるのだとくまさんはおっしゃいます。
そうは言っても、過去の自分を手本にするという習慣は、多くの人は持っていませんから、すぐに役立てようと思っても、最初はなかなか難しいかもしれません。
ただ、目の前にある課題は、今回の人生のテーマですから何度でも繰り返しやってきます。
『過去』ほど、最高の教師はいないのです。
過去の失敗などは自分にとって大事な体験と思い、プラスに捉え「ああいう修行体験をさせて貰ったから、これからに活かしていける」と、自分流のステップアップに役立てたらいいのです。
最近、若い世代が良く使う言葉に『黒歴史』という言葉がありますが、自分自身の『黒歴史』は、できれば見たくないもの。
棚の上に置いて見ないようにしようと誰もが思います。
でも、きちんと直面してどこかでやっつけないと、同じような出来事はまたやってくるのです。
自分のことは自分が一番知っているだけに、実は一番向き合いたくない相手なのです。
過去の失敗をきちんと1回でクリアする人とは、きちんと自分と向き合った人。
同じ失敗を10回20回と繰り返す方は、自分に向き合わず、失敗した時に、軽く「ごめんなさい」と受け流してしまっているからなのかもしれません。
問題の根っこは自分だと認識し、失敗から卒業するためにも、自分と向き合ってきちんと見直しましょう。
くまさんはまた、こうもおっしゃいます。
「時間を味方に付ければいいのです。今解決しなくたって、60歳70歳になるとじわっとわかることもあります。自分の失敗を許さないのでなく、失敗した自分を認めること。」
最終的に、自分しか味方はないのですから、自分を味方につけないと最後の決着にはならないのです。
ならば、どうすれば良いのでしょう?
それは、『素直』になることです。
実はこれ、言うほど簡単ではありません。
表面的に『素直』にして、他人も自分もだますことは意外と簡単です。
でも、本当に心底『素直』になることは簡単ではありません。
かの松下幸之助さんは、毎朝『素直』と唱え、それが1万回を達成した時、「わしはやっと『素直』の初段になれた。」とおっしゃったそうです。
今の人生は、一回限りです。
自分に素直になって、四つの『か』にバランスよく相談し、有意義に過ごしていきたいものです。
詳しくはぜひ動画をご覧くださいませ。
○ あおいくまさんこと鈴木武さんと杉山明久実のコラボ
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