● 2018年3月18日放送
『満足』という言葉には、『足』という文字が入っています。
くまさん流のものの考え方に度々登場する、この『足』=『行動』という角度から、『満足』を得る極意をうかがいました。
くまさんがおっしゃるには、『満足』できるか否かという分かれ道は、この二つの違いからなのだそうです。
・足がない依存タイプ
・足がある自立タイプ
依存タイプは、その名の通り何事も他人に依存します。
他人に何でも要求し、他人任せです。
反応によって行動しているので、色々なことが繰り返されます。
消極的ですし、目覚めようともしないのです。
こうした行動パターンを持っている間は、まさにこのタイプ。
足が無いので、自分一人では立っていられないのです。
逆に、自立タイプは、自分にできることは何でも実践し、行動します。
全ての原因は自分にあるという考えを持っていて、自分の環境も自分で変化させていく行動パターンを持っています。
自分の足で立っているので、自分でできる何かを実践し、問題が起きても糸口を見つけることができるのです。
この行動パターンの差が、満足と不満足の分かれ道なのです。
くまさんご自身が、こうした自立について考えるようになったのは、43歳のころからのようです。
若いころは、全て上手く行かず、会社での待遇も厳しいものでした。
いつも不満だらけで、配属された新しい部署では、「どうして俺がお茶くみや掃除なんか、やらされなきゃならないんだ?」と思い、家に帰れば、「なぜ風呂が沸いてないんだ?」と、こんな風に考えていたそうです。
しかし、どん底の中でふとこう思えたことで、くまさんに変化が始まったのです。
「私は、生きているのでなく、活かされているのだ。」
この時から、『自分が行うのが当然』という立ち位置に少しずつ切り替えていったのです。
「風呂は自分が沸かすものだ」と考えれば、奥様が沸かしてくれた状態に、感謝の気持ちが生まれます。
『自分が担当者』という視点に頭を切り替えてみると、物事に対する見え方も感じ方も、180度変わるのです。
そして、たとえ今いる境遇が、どんな辛いとしても、
「あと3年我慢しなさい。」と、くまさんはおっしゃいます。
辛いからといって、いきなり飛び出したらケガ(精神的・肉体的・経済的なダメージ)をする可能性があります。
しかし、あと3年受け入れてみようと決心すると、その途端から、何かが変わり始めるのです。
腹をくくったら何かが変わり、それなりに耐えられる自分に気づくのです。
さらにもう一つ、くまさんらしいユニークな発想を教えてくださいました。
人からどう思われるか?
人と比べて自分はどうなのか?
こうした考えに多くの人が縛られています。
ところが、くまさんは違うのです。
『かっこつけない= (カッコ)をつけない生き方 』
学歴や仕事のステイタスといった (カッコ)を外した裸の自分、他人との比較でない素の自分を、去年、昨日と比べて、今どうなっているのかがポイントなのです。
これが、くまさん流の思考であり、ここにフォーカスすると、本当に、気持ちが楽になっていきます。
こうしたくまさん流「満足・自立した足のある人生」の考え方は、自分流に工夫することで、ありとあらゆることに使えます。
使えば使うほどコツがつかめてくるのですから、使わないのは、とてももったいないことではないでしょうか。
詳しくはぜひ動画をご覧くださいませ。
○ あおいくまさんこと鈴木武さんと杉山明久実のコラボ
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