● 2018年2月25日放送
「臨死体験の後、生還したら末期ガンが治った。」
こんなミラクルな経験をされた女性の実話をまとめた一冊の本は、病気で苦しんでいる多くの方を癒し、勇気づけます。
この本が持つ価値について佐々木さんにお話をうかがいました。
そもそも『臨死体験』という言葉そのものが、少し前までは「オカルト的な要素を感じる特殊な出来事」といったイメージで捉えられていました。
ところが最近では、『臨死体験』を経験したという方の本が続々と出版されています。
インターネット上でも、普通に『臨死体験』について語られることが増えてきています。
どうやら、『臨死体験』を、起こり得ることとして受け止める方が、確実に増えているようです。
これも時代の変化なのでしょう。
さて、今回の本のタイトルは、『「喜びから人生を生きる」-臨死体験が教えてくれたこと』
著者の方は、香港在住のインド人女性で、アニータ・ムアジャーニさんとおっしゃいます。
● 「喜びから人生を生きる」
-臨死体験が教えてくれたこと
アニータさんが生まれたインドは、未だ『カースト制』、つまり階級制度が残っています。
この制度の中で暮らすということは、本人の努力では、どうにもならない境遇に置かれることがあり、大きなストレスを感じる人はたくさんいるのです。
彼女は、家系や家柄に縛られ、ストレスと戦いながら日々仕事を続けたことで、ガンを発症します。
そして、病状は悪化し、末期ガンへ……
医者にも見放され、とうとう死の淵にまで行くことになってしまったのです。
アニータさんをはじめ、臨死体験から生還した方々が経験される事柄には、特筆すべきものがあります。
肉体ら解放されて、自分を縛るしがらみからも解き放たれることで、『魂』という自分の存在を認識するのでしょう。
余計なものがそぎ落とされた『素の自分』、自分の『核』の部分に出会う体験と言えるのかもしれません。
「なぜ私はガンになったのか?」
アニータさんは生還後、その原因が『恐れ』であったことを確信します。
その確信を得たことや、『臨死体験』から多くの気づきがもたらされたことによって、ガンが消えていくことになるのです。
さらにこの本では、とても貴重な事柄が記述されています。
アニータさんのケースのように、医学的に考えられない現象が起こった場合、医師は、医学者の立場から、事実を受け入れてくださらないということが通常なのですが、アニータさんを担当された先生は、ガンの診療記録を提供してくださったのです。
その医療記録によると、臨死体験後、アニータさんの身体から、数週間単位でどんどんガンが消えていく様子がみて取れます。
これは、臨死体験によって、『身体の状態が一気に変化した』としか考えられない現象なのです。
しかしここで、ふと疑問が生まれます。
私たちは、なぜわざわざ肉体に入るのでしょうか?
身体を持つから病気が起こり、物質社会のなかで、様々な不便さを感じ、もがくことになるのに……
なぜなのでしょう?
でもそこにもまた意味がちゃんとあるのです。
私たちが普通に生きていると、病気は悪いものという認識になりがちですが、病気は、理由があって起こるのであり、そこに意味があるのです。
「病気が治ったという話よりもっと深い情報、『人間ってこういう風に生きるものだ』ということを、我々に教えてくれる一冊です。」
と、佐々木さんもおっしゃっています。
今では、ガンが完治したアニータさんは、精力的に世界中を飛び回り、ご自身の魂の体験を語ることで、多くの方に勇気と学びを届けていらっしゃるそうです。
こうしたアニータさんの想いは、本の中にもしっかりと込められています。
本を手に取り、読むことで、想いを受け取ることができるはず。
本を通して疑似体験し、多くの学びを受け取らせていただきたいものです。
詳しくは動画にてご覧くださいませ。
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