● 2018年2月4日放送
時代を先取りしたテーマを独自の視点で描き出し、価値の高い映画を世に送り出している白鳥哲監督の最新作『リーディング』が、間もなく公開されるので、監督から映画にまつわるお話を色々とうかがいました。
『リーディング』というタイトルのこの映画の主人公は、エドガー・ケイシー。
どんな方かをご存知なくとも、お名前を聞かれたことがあるのではないでしょうか。
● 映画『リーディング
~エドガー・ケイシーが遺した、人類の道筋。~』
日本では、予言者として著名な方ですが、彼の残された素晴らしい功績の中で、『予言』というのは、ほんの一部分であると、白鳥監督はおっしゃいます。
前作『蘇生』を世に送り出した後、今回の作品を企画され、現在日本で出版されている、ケイシー関連の本、60冊あまりを読破されたとのこと。
その上で、エドガー・ケイシー財団に映画化の申し入れをされ、許可を得ることができたそうなのですが、なんと、今回『世界初』の映画化なのです。
今まで、あのトム・ハンクスを始め、多くの方々が映画化を熱望していたにも関わらず、許可が下りずに実現していなかったというのです。
まさに、今のタイミングだからこそ、エドガー・ケイシーが残してくれた人類が知るべき多くのことが世に出る時期なのかもしれません。
ところで、少しずつ耳にすることが多くなってきた言葉に、『ホリスティック医学』という言葉があります。
これは、人間の健康を身体の不調という、表面に現れた症状だけを扱う一般的な西洋医学とは異なり、『ホリスティック』=全体的という言葉通りに、心や霊的な側面を含め生き方までをも包括した医療なのですが、実は、この『ホリスティック医学』の大元は、ケイシーが残してくれた膨大な量の『リーディング』や、それをもとにしたアプローチの方法だったのです。
そのきっかけとなったのは、今から約100年前のこと。
ケイシーが23歳の時、彼は失声症という声が出ない難病にかかり、お医者様にも見放されてしまったのです。
ところが、彼の住む街を訪れていたサーカス団の催眠術を受けたその時に、出ないはずの声が出て、催眠術が解かれると、また声は出なくなるという不思議な体験をしました。
この体験後、催眠術の力に何かを感じたのでしょう、あらためて、アル・レインという催眠療法家の元を訪れたのだそうです。
そして、アル・レインによって催眠術にかかったケイシーは、そこで自ら、なぜ声が出ないのかを語り始め、治し方までも語り始めたというのです。
その結果、みごと声を取り戻すことができたのだそうです。
「これなら、多くの病気は癒せる。ガン、認知症、統合失調症、放射線障害など、全てに道筋がある。」と考え、様々な病気の治療がスタートしたのです。
ケイシーが行っていたのは『フィジカル・リーディング』
これは、文字通り肉体の治癒に関するリーディングです。
彼の元には、全米・全世界から難病の患者が集まりました。
さらに、ケイシーのリーディングは、結核を治すための抗生物質や、様々なテクノロジーの発展の元ともなっているのです。
それだけではありません。
エジソンの研究や、当時のアメリカ大統領の国際連盟の草案など、ケイシーは歴史的著名人が著名人となりえた理由の一端までも担っていたのです。
これまでの世界の認識は唯物的価値観でした。
「人は死んだらおしまい」「人間は機械に過ぎない」「生きている価値なんて無い」といった観念が、多くの人間の根底にあることによって、痛ましい事件が次々と起こり、新聞を賑わし続けています。
しかしこれからは、まさしく魂の気づきの時代の始まりです。
量子力学が進化し、「意識は肉体を失っても残る。」ということが科学の世界でも言われ始めています。
魂という視点に立てば、命は連なっていて終わりはありません。
そして、自分がまいた種は、いずれ必ず自分に戻って来ます。
愛や祝福・恩寵の元に、良い種を蒔けば、蒔いただけ自分の周りにも素敵な良い花が咲くでしょう。
『リーディング』-人は何のために生きるのか?
いよいよ今月から東京を皮切りに上映されます。
詳しくはぜひこの動画とホームページをご覧くださいませ。
● 映画『リーディング』についての情報ページ。
上映劇場、スケジュール、予告編など、
こちらでご確認ください。
● 様々な活動をご紹介
監督が行っている多種多様の活動をご紹介しています。
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