● 2017年9月3日放送
先月の『続けるヒミツ』と対になっている『続けるコツ』をご紹介していただきました。
小学校で習った算数の掛け算の例えが大いに役立つこのコツには、目からウロコです。
今回のくまさんの作品はこちら。
『ゼロ』と言う数字には、何をかけても答えは『ゼロ』です。
そして、『1』以上の数字どうしの掛け算ならば、答えは必ず『1』以上になります。
確かに、小学校で教わりました。
とはいえ、この理屈が、『三日坊主』から卒業できるヒントになるとは、誰も考えたことなどないはずです。
しかし、今回の『続けるコツ』は、この数式なくしてはじまりません。
物事を続けるためには、スタートの数字を『ゼロ』でなく、『1』以上にしてしまおうという考えなのです。
さて、ここでいう『スタートの数字』ってなんでしょう?
それは、
「あーあ、私って、なにやってもダメ」「自分には絶対ムリ」
こういう考えこそが、スタートの数字を『ゼロ』にしてしまう発想だとくまさんはおっしゃいます。
ここを変えるために、くまさんからの質問です。
「まず、たった今も、誰もが続けられているものは、なんでしょう?」
そして、この正解は、意表をついた答えです。
それは、なんと『心臓』です!!
今、生きているのであれば、生まれてからずっと動き続けくれている『心臓』
動いているのが当たり前過ぎて、たった今の鼓動が、何カウント目なのかさえ見当もつかないはず。
でも、途方もなく莫大な回数の鼓動によって、『今』、人生が続いているのです。
これは凄いことです。
これなら誰でもクリアできます。
この『心臓』が動き続けているという気づきで、『私、ちゃんと続けている!』という最初の『1』がスタートできるのです。
ここを元にすると、私たちの『続いているものリスト』は、どんどん増え続けていくのです。
しかし、せっかく『続いているものリスト』が、増え始めても、自らストップさせてしまうこともあります。
それは、油断すると、出来ない理由をついつい探してしまうクセが出てしまう場合です。
「いい学校を出てないから」「家が貧しかったから」「背が低いから」……
いくらでも出てくるネガティブな言い訳。
こうした、出来ない理由にフォーカスするのでなく、出来ていることにフォーカスしてみましょう。
そのためにも、まず止めたほうが良いのは、『比べること』
それも、他人と比べてしまうことを止めるのだと、くまさんはおっしゃいます。
「あいつはいい大学出ているから」「あの人は金持ちだから」「体格に恵まれてる奴には勝てないから」……
そうでなく、比べるのは、過去の自分自身との差です。
例えば一年前の自分と今の自分。
自分自身の何かと比べるだけなら、カップラーメンの生活がかつ丼に変わっただけでも、その差が幸せと感じられます。
人と比べて髪の量が少ないことを気にしていた昔のくまさんは、帽子で隠したり、育毛剤をつかったり、単に嘆いたりしていたそうです。
でも、人と比べることを止めた今、お孫さんから「『禿げつるピカじい』、お帰り~!!」と呼ばれて、自分も家族も楽しい気分になれている今をとても幸せだと感じています。
人と比べて自分を卑下するのを止めて、自分自身が良くなった点を見つめた時、本当の自分を取り戻せるのだとくまさんはうれしそうに語られます。
さらに、自分自身をほめる時、私たちの体内では、一つ一つの細胞に、その波動が伝わるのだそうです。
『続いているものリスト』がいっぱいになっていく時、私たちの細胞もドンドンうれしい変化が起こります。
そんな自分を過去の自分と比べてまた幸せな気持ちになって……
想像しただけでも、どんどんうれしいスパイラルへと突入していきます。
『ラジオdeハピネス』も間もなく5年目に突入。
実は、これもくまさんのこの『続けるコツ』と、応援し続けてくださっている皆さまのおかげなのです。
詳しくはぜひ動画をご覧くださいませ。
○ あおいくまさんこと鈴木武さんと杉山明久実のコラボ
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