● 2017年8月20日放送
未曽有の高齢化社会を迎えて久しい日本。
『介護』は、遠くない未来に、誰もが直面する問題です。
川畑さんが作られたポータルサイトでは、これからの社会に欠かせないサービスが提供されています。
シニアの暮らしをサポートする日本初のポータルサイト『楽々くらサポ』を川畑さんが立ち上げたのは去年のこと。
もともと大学での専攻が『介護』だったこともあり、その土台をふまえ、現代日本のシニアの生活に現実に触れる機会を経て、5、6年前から本格的にこの事業に取り組まれたそうです。
ちなみに、今の日本の介護保険制度では重度の症状を持つご高齢の方のサポートには手厚いのですが、介護保険が適用されない段階の症状が軽い方に対しては、何もできないのが現状です。
でも、この『軽い』症状の段階にいらっしゃるシニア層が最も多いのも、また現実問題なのです。
「これまで普通にできていた日常生活が ちょっとしんどくなってきた……」
こんな時に、ほんのちょっとのサポートさえあれば、まだまだ元気に生活できるシニアの方々は大勢いらっしゃいます。
若い世代としても、久しぶりに帰省してあってみたら、地方で暮らす親御さんが鍋を焦がしていたり、電球が切れたままに生活していたり、物忘れが多くなっていたり……
こうした状況を目にしたら、ちょっと不安になります。
「自分は実家に住めないけど、誰かが親のサポートをしてくれたら助かるのに。」と、思うはず。
とはいえ、どこにどんなサービスがあるのか?
探そうとしても、見つけにくく、サービスの内容ごとに一つずつ調べるのは、かなりな手間が必要でした。
川畑さんが作られたポータルサイト『楽々くらサポ』は、シニア世代が必要とするであろうサービスが、簡単に調べられるようなっていて、しかも、日本全国全ての地域が対象です。
このような『あったらいいな』というニーズに応えるサイトは、意外にもこれまでは無かったのです。
それだけに、そういう情報を集めるサイトを作ろうという川畑さんの思いが、サイトの随所にあふれています。
そのため、サポートを必要とする世代の方々はパソコン操作が得意でない方も多いことを踏まえて、多くの工夫がなされています。
移送サービス、家事援助、細かな困り事、見守り……
サイトに訪れると、たくさんのカテゴリーが非常にわかりやすく並んでいるのです。
そうは言っても、インターネットよりも『電話』という方が多い世代です。
そこで、電話による受付も行っているという手厚さを実現してらっしゃいます。
また、介護保険が適用されている方には、ケアマネージャーさんがサポートしてくれますが、その手前の方には、相談できる方がなかなかいらっしゃらないのが現状です。
そんな隙間を埋めるように、川畑さんの考えでは、社会福祉士の方に、フェイストゥフェイスでご相談に乗ってもらえるような仕組みづくりを進めていきたいと奮闘中です。
これは、シニア世代にとって、とても心強いことになるでしょう。
さらに、大手のシニアサポート会社がいくつもある中で、川畑さんは会社の小ささを逆に強みにして、低コストを実現されています。
インターネットがベースになっているので、登録している事業者さんにも、高い値段設定をする必要がありません。
事業者さんにも、利用するシニアの方々にもウィン・ウィンの関係が持てます。
川畑さんの夢は、『楽々くらサポ』を、日本で一番シニアの方のお役にたっている信頼されるサイトにすることだとおっしゃいます。
きっとその夢は近い将来現実になることでしょう。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
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