● 2017年6月25日放送
プレゼントをいただくと、箱の中にどんなモノが入っているかとワクワクします。
松浦紙器が手掛けるパッケージは、その『箱』そのものが、ワクワクびっくりな仕掛けでいっぱい。
社長の松浦さんにお話をお聞きしました。
愛知にある松浦さんの会社『株式会社 松浦紙器』は、今年創業54年目を迎えます。
設立当時は段ボール製造の会社だったそうですが、松浦さんに代替わりしてからは、ダンボール製造に加え、パッケージを製作する会社に生まれ変わりました。
日々の生活の中で、パッケージは、『箱』自体がメッセージを伝えるアイテムとしても活躍しています。
たとえば、お菓子でも文具でも、その会社ごとのカラーや商品のイメージを、私たちはパッケージを通してしっかりと記憶しています。
そんな中、松浦さんはさらに『付加価値』という点に着目して独自の開発を進めたのです。
なんと、子どものころから飛び出す絵本が大好きだった松浦さんは、パッケージに飛び出す絵本を合体させるというアイデアを製品化したのです。
他のどの会社も手がけていないアイディアのため、実現するためには、試行錯誤を繰り返したそうです。
そしてついに、3年前から飛び出す絵本型のパッケージたちが世に出ていくようになりました。
その名も『ポッピーボックス』
松浦さんの奥様の発案で、『ポップ』で『ハッピー』という意味の造語です。
● 来年の干支『犬』のPoppyBox
奥:ティッシュペーパー用
前列左:ポケットティッシュ用 前列右:付箋
そして、そんなハッピーなデザインのパッケージを日本経済新聞が取り上げてくれた結果、周りのお菓子会社がどんどん松浦さんの会社に依頼するようになったそうです。
しかし、松浦さんのアイディアは、これだけではないのです。
例えば企業が年末に配るカレンダー。
多くの会社からいただくことがあるため、日の目を見ることなく消えていくこともあるわけです。
「ならば、普通のカレンダーじゃなくて、ティッシュケースと合体させよう!」というユニークなプランが誕生しました。
そしてそれを実際に作ってしまったのです。
さらに素晴らしいのは、社長だけではなく、多くの社員のみなさんが企画に参加されていること。
干支の動物と、クライアントの会社の業務を合体させるという企画は、女子社員のみなさんのアイデアです。
しかも、この製品はとても画期的です。
ティッシュペーパーの箱を開けると、来年の干支である『犬』のキャラクターが、カレンダーを背景に飛び出す絵本のように飛び出してくるのです。
しかも、クライアントの会社が建設業だとしたら、かわいらしい犬たちが、作業着を着て作業しているという、楽しい絵がらなのです。
そしてなんと今月からはネット販売も可能になるそうです。
これからもどんどん素敵な製品が誕生するのを楽しみにしたいと思います。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
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