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 ■ 『縄文エネルギー研究所』vol.009 中山 康直さん


● 2016年12月18日放送

麻の実オイルで車を走らせる『ヘンプカー・プロジェクト』
中山さんたちは、今年2016年夏に、この車で九州を一周してきました。
プロジェクトの歴史も含めお話をお聞きしました。

石油に頼らず植物油をエネルギー資源にしようというバイオディーゼルカーは、少しずつですが、確実に私たちの日常に入ってきています。

バイオディーゼルカーの場合、オイルを車に入れる前には、燃料となる植物の種の選別から始まり、搾油作業が必要になります。
「なんだか手間がかかりそう」と、一瞬は思うかもしれません。

でも、考えてみたら石油にかかる手間は植物燃料とは比べ物になりません。
2億年間以上の時間をかけて地中に蓄積されてきた原油を、母なる大地を削りながら掘り出します。
自然を破壊しながら膨大な労力を使って掘り起こされた原油は、さらに多くの労力のもと世界中に運ばれ、ガソリンへと精製されます。
考えると、気が遠くなるような経路を経て、私たちの車に届いているのです。

そして、石油を巡って起こる戦争も、忘れてはいけません。

ちなみに、アメリカが最初にバイオディーゼルカーで全米を横断するプロジェクトを立ち上げたのは、2001年でした。
順調な滑り出しで進んだプロジェクトだったのですが、2001年といえば、9.11の年。
残念ながらアメリカでのプロジェクトは志なかばで終わってしまいました。

日本では翌年2002年に、アメリカの意思を継ぎ、中山さんが主体となり、麻の油で日本縦断をスタートさせました。
こちらも出だしは良好だったのですが、当時のバイオディーゼルカーの持ち主の方のご都合で、その車を途中返還せざるを得ない事情ができてしまったそうです。

車がなくては話にならず、第二のプロジェクトも断念することとなってしまうのですが、あきらめずに、今度は自分たちで車を購入し、第三のプロジェクトを9年後2011年にスタートします。

そう、2011年といえば、3.11です。
どうやら、大きな災害や出来事と、このプロジェクトはリンクしているようです。

中山さんたちは、すぐに物資を持って被災地を訪れました。
災害を逃れた車も、ガソリンが無ければ走れません。
ところが、ほとんど全ての車が立ち往生している中で、走っている車がちらほら見られたというのです。
それが、バイオディーゼルカー。
植物油で走っている車でした。

『ピンチこそ最大のチャンス』
『自分たちでできることは、毎年どこかを植物油で走ること』
と中山さんは考えました。

北海道 静岡 東海 四国 中国 と、これまでヘンプカーは走ってきました。
今年、2016年といえば4.14
熊本の復興の意味もあり、2016年の夏はヘンプカープロジェクトは、沖縄までを含む九州を一周してきました。

災害時にガソリンが無くても走れるヘンプカーの試乗会や搾油ワークショップ、さらにはマッサージやヒーリングも盛り込まれたイベントは大成功でした。

楽しくもあり、学ぶ事も多い、未来に向けた可能性の提案。
夏休みにはお子さんも車を見に来る事ができます。
多くのお子様が、夏休みの宿題としてこのイベントを題材に挙げたことでしょう。
夢があり、実現可能なこの『ヘンプカープロジェクト』は、これからどんどん大きくなっていきます。

詳しくは動画にてご覧くださいませ。

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