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 ■ 『日本お助け隊ラジオ相談室』 vol.027 簡 憲幸さん


● 2016年12月11日放送

近いのに、知られていないことがたくさんある『台湾』
日本と台湾の架け橋となるお仕事をされている簡さんに、知っておきたい台湾のお話をうかがいました。

私たちは、歴史の教科書の中で、『かつて、台湾は日本の植民地だった』と教わってきました。
ところが、台湾のご高齢の方の中には、この表現に難色を示す方が多くいらっしゃるとのこと。
彼らにとっては、『台湾は、日本である』という感覚なのだそうです。

日本お助け隊のメンバーでもいらっしゃる簡さんは、台湾と日本のハーフ、最近の言葉でいうとハイブリッドのお一人。
そして、両方の血筋を受け継いだ簡さんは、日本と台湾の架橋として精力的に活動なさっているのです。

そのひとつに、現代の日本の若者を台湾へ案内し、高齢の台湾の方にお引合せするという活動があります。

それはなぜでしょう? 
実は、そうすることで、日本人が、逆に『日本』を知ることができるからだそうです。

かつて日本は、台湾に日本の教育を広めました。
ご高齢の台湾の方は、あたりまえのように日本語を話されますし、そういう『日本語族』と言われる方々が、今でも日本語で歌を詠んだり、美しい日本語を 話す為の勉強会に参加されたりしているのだそうです。

また、『100年くらい前の日本家屋』は、むしろ台湾に多く現存し、その家々は今でもリフォームされて大切に使われています。

ところで、日本では公共の乗り物で、お年寄りに席を譲らない光景をたまに見かけます。
これはとても残念なことです。
一方、台湾で、台湾の方に席を譲られた経験を持つ日本人は沢山います。
『外国の方は、台湾にとってお客様だから。』という考えが、若い方の中にも根付いていることが理由だそうです。
とうぜん、台湾では、お年寄りは勿論、自分より目上の方であれば席は譲るものだと考えられ、実際にそれが行われています。

『目上の方を敬い、お客様を大切にもてなす』
もともと儒教の教えですが、台湾ではこうした教えを実践する教育が今も続いているのです。

『3.11』
大きな被害をもたらしたあの出来事では、日本人が普段忘れている秩序正しさや道徳心が世界を驚かせました。
同時に、世界から沢山の寄付や援助も寄せられ、改めて助け合いの大切さを気づかされた時でもありました。

台湾からの寄付金額の膨大さは、当時よく耳にし、記憶に新しいと思います。
台湾政府だけでなく、なんと台湾の小学生もが、自分の貯金箱から喜んで日本に寄付をしたという事実をご存知でしょうか。

誰か困っている人を助けること。
自分が寄付した事が、その困っている誰かを少しでも助ける事ができるという考えを、小さい頃から身を持って知っている台湾の方々の教育。
祖父母から両親へ、両親から子供たちへ、その教育は引き継がれています。

同じく『3.11』の時の行動で、私たち日本人の中にも、『秩序正しさ』や『人の誇り』がまだまだ残っていることがわかりました。

そこで、台湾から、『日本らしさ』を改めて逆輸入しようという活動が、簡さんが取り組んでいることなのです。
この活動によって、私たちが、先祖から受け継がれた日本の誇りを取り戻せるとしたら、これはぜひ台湾の方々に教えを乞いたいと思います。

詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。



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