● 2016年8月7日放送
トヨタ自動車で培ったノウハウは、仕事からプライベートまで活用できる5Sカイゼン。
株式会社エフェクトの石井社長にその中身の一部分を教えていただきました。
クライアントの作業の現場に出向いて、実際の仕事の流れを確認しながら、作業の効率化をアドバイスされるという、『現場主義』の石井社長。
ついつい、モノゴトを頭の中で考えがちですが、それでは机上の空論。
現実に即した、カイゼンプランでなくては、使い勝手が悪くなり、結局『使われない』ということにもなりかねません。
社長が教えてくださったのは、まず『数を減らす』ということ。
これは、シンプルですが、パワフルに功を奏するそうです。
現場を見て、現状を正確に把握して、本当に必要なモノを見極めていきます。
そして、数や量を減らしていきます。
これは、動線を整理することにも繋がり、コミュニケーションの風通しをよくすることにも発展します。
仕事の場だけではなく、自宅やプライベートでも同じことが言えるので、モノゴトの基本といえるようです。
17年間もトヨタの中で、現場の改善・向上に尽力してきた、石井社長。
彼女のスタンスは、いつも一緒になって、改善の方法や方向性を考えること。
『どうしたら、もっと働きやすくなるか? より良く便利になるか?』
こうしたことが、誰でもわかりやすく使える形にしたいと思って、書かれたご著書が、『できる人はなぜ、「A3」で考えるのか』という本です。
● 『できる人はなぜ、「A3」で考えるのか』
企画や考えをA3一枚にまとめるだけでも、大変なこと。
ところが、この本の中では、8個のステップによって、現状分析、問題把握、目標設定、マニュアル化してシェアしていくまでをA3一枚にまとめる方法が書かれているのです。
とはいえ、この本の根本となっているのは、やはり整理整頓。
世の中で言われている、4S(整理、整頓、清掃、清潔、さらにしつけを加えて5S)が基本となっているのです。
さすが、数多くのご経験の中から、的確なアドバイスをされ、クライアントに益をもたらし続けている石井社長ならではの本の内容です。
そんな社長が、『みらい経営支援機構』の中では、『助成金』に関するアドバイスをされています。
中小企業が、その真価を発揮するためには、やはり資金面の課題があります。
会社を整備したり、社員の方のスキルアップには、費用がかかります。
ここの問題解決の役に立つのが、厚生労働省の取り組んでいる制度『助成金』
雇用保険の中から支援するために提供されているので、きちんと国に支払っている会社であれば、『助成金』を使わないことは、もったいないのです。
上手に活用して会社を安定させ、雇用を増やす方向性へと生かすことを、厚生労働省も後押ししているのです。
しかも、『助成金』は、返さなくてもよい資金。
色々な種類が用意されているので、自社にあった内容の『助成金』を獲得し、会社の改善・工場に役立たせていただきたいと思います。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
● 石井住枝さんの活躍がわかるサイト
見るだけでも、勉強になります。
● 『日本お助け隊』のサイトはこちら