● 2016年6月5日放送
看護師というお仕事と、母親という立場を経て、今では多くの方々をタッチングで癒していく、
外尾さんの今日に至るまでの素晴らしい軌跡をうかがいしました。
生まれながらに自分の進む道を知っている方々がいらっしゃいます。
日本タッチングケア協会の外尾幸恵さんも、そんなお一人ではないでしょうか?
外尾さんがご自分の道を見据えた最初の時は、なんと彼女がまだ14歳、中学2年生の時だったといいます。
老夫婦の自殺という悲しい記事を新聞で読んで衝撃を受けたのがきっかけでした。
その時からご自分の目指す道を真っ直ぐに進まれた外尾さんは、学校卒業後、看護師として長い時を過ごされます。
その後、ご結婚・出産・育児という、女性の人生の第二のステージへと進まれる時、一旦お仕事を離れ、ご家庭に入られました。
ご自分の目指していた道の中断や、主婦・母としての多忙な生活とのせめぎあいで、いつしか欝状態となってしまった彼女さんが出会ったのが、
アロマトリートメントでした。
西洋医学の世界でお仕事をされてきた外尾さんでしたが、民間療法的なこのトリートメントで、誰かに触れてもらう事の素晴らしさや、
アロマの香りを通して感じる植物の生きる力を体感した時、ご自分の精神的な落ちこみや孤独がほぐされていくのを感じたそうです。
人は、この世に生まれてから、他人といかに触れあうかによって、精神や人生までもが左右される事があります。
『触れる』という事は、おそらくこの惑星で生きていく上での基本といえるのでしょう。
精神的に落ち込んで何もしたくない時、また、体調を崩して身体を動かすのも辛い時、
誰かが背中をトントントンとリズミカルにタッチしてくれたら、あるいは誰かが手を握って優しくハンドマッサージをしてくれたら……。
それだけでも驚くように自分の身体のリズムが戻ってきて、元通りの生命力を取り戻すことがあるといいます。
外尾さんがこのタッチングケアのお仕事を協会の形にしたのは、このケアを自宅で簡単にできる人たちがもっと増える事を望んだからです。
助けを必要とする人がいた時、わざわざ病院に行かなくても、知識のある人がそばにいたら日常的にケアしてあげられます。
このケアの手法をどんどん広めて、できるだけ多くの人が救われるようにしたいとおっしゃいます。
まさに現代のナイチンゲールです。
日本人には、いい意味で、『困っている人を助けてあげたい』というお節介の気質があります。
この気質に知識・技術が加われば、これからの高齢者社会や、ストレスの多い若者社会でも多くの方が救われる事になるでしょう。
さらに外尾さんは、おっしゃいます。
アロマにせよ、タッチングにせよ、笑顔さえも、それらは目立ちすぎてはいけないのだと……。
タッチングケア協会には、同じく人を癒したい。
なんとか助けになってあげたい、という方々が沢山おられます。
ご興味がお有りの方、ぜひ日本タッチングケア教会のURLから、協会にアクセスしてみてください。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
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