● 2016年5月29日放送
今回は、耳慣れない『ミミズ・コンポスト』についてお話をうかがいました。
一部の海外の国々では既に常識になっている生ゴミの有効利用方法を、今後の日本でも常識にしていく為のお話です。
『縄文エネルギー研究所』中山さんのご友人、ケンプ夫妻が取り組んでおられる『ミミズ・コンポスト』
まだ日本では聞きなれない『コンポスト』
そもそもコンポストとは、有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする処理方法、またはその堆肥のことをいいます。
現在の日本では、生ゴミはゴミ処理場で燃やされています。
水分を含んでいる生ゴミは、重油をかけて一気に燃やす必要があるため、エネルギーの大量消費に加え、
CO2の大量発生、良いことは、ほぼ無いと言っても過言ではない状態です。
ジェームスさんのふるさとのオーストラリアでは、生ゴミはこのコンポストによってり、各家庭で処理されています。
各家庭ごとでの生ゴミ処理が、常識となっているので、ジェームズさんは、来日後に日本のゴミ処理の現状を目の当たりにした時、
とてもショックだったといいます。
ミミズと言えば苦手な方も多いでしょうが、このミミズを使ったコンポストは、直接ミミズに触れることなく、
でも確実に家庭から出る生ゴミを自然に分解してくれて、しかもどんな肥料にも負けない素晴らしい堆肥が作れるそうです。
神様はこの世界に不要な物はいっさい創られなかったと言われますが、
ミミズは、人間が労力を使うよりも確実に有機物を分解してくれる有益な生物なのです。
都会暮らしのご家庭でも、観葉植物や、プチトマト等の野菜を作っている方は多い現在、
自宅で出た生ゴミが、自宅で栽培している植物を上手に育ててくれるのは、うれしい循環でしょう。
しかも、このミミズ・コンポストは、広い庭がなくても、ベランダや、なんと室内でもできるそうです。
ミミズ・コンポストで作られた堆肥は、個体と液体が同時に両方作られます。
トレイに個体の堆肥が貯まり、液体の堆肥は蛇口から出せます。
蛇口をひねれば微生物がいっぱいの自然で安心な堆肥が出てくるということは、お子様達が植物や自然に触れる機会にも一役かいますから、
ここでも新たなうれしい連鎖が生まれます。
中山さんは、伊豆で麻の栽培をやっていく上でも、このミミズ・コンポストとの融合を考えておられます。
まだまだ新しい展開が広がって行きそうなプロジェクトです。
今後の展開を楽しみにしていきたいと思います。
詳しくは動画にてご覧くださいませ。
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