● 2015年5月10日放送
福島県で『女子の暮らしの研究所』を運営されている日塔マキさん。
3.11以降に生活が一変したことで誕生した、『女の子』目線のプロジェクトの数々。
そこに込められた想いや、現状をうかがいました。
東日本大震災の被災地の中でも、『福島県』に残された傷跡は、他県とはちょっと違った様相を呈します。
それは、『原子力発電所』の存在。
それまで『当たり前』だった日常は、2011年3月11日を境に全てが変わりました。
『私って被爆したんだ』と思ったときがあったという日塔さん。
明るくてキュートな彼女からは、『震災』の悲愴さは、微塵も感じられないのですが、
ここまで元気になられるまでには、色々なことがあったようです。
とはいえ、20代の頃には、キャンペーンガールをされていたというご経歴がある通り、
キラキラと前向きなマキさんの姿からは、引きこもっていたとおっしゃることが想像つかないのです。
そんなマキさんにも襲ってきた震災と、震災後の色々な出来事は、彼女に『考える』機会をもたらしました。
「社会の様々な問題に関して、全く興味がなく、何も知らないまま過ごしていたんです。」と、当時を振り返ります。
「私の身体、大丈夫なのかな?」「ここでこのまま子供を産んで、育てていいのかな?」などの疑問が生まれ、
女の子も、ちゃんと自分たちで、勉強していかなくてはと立ち上がり、なんと会社を作っちゃたのです。
これが『女子の暮らしの研究所』なのです。
お仕事としては、4つの柱があるそうです。
1つ目は、『LABOLABOラジオ』というラジオ番組で、政治や法律などを女の子も学ぼうという感じで、毎週放送しています。
そして、福島の今を、自分の目で見てもらうという、スタディーツアーを主催、運営されています。
3つ目は、『福島ピースプロジェクト』と称して、福島の良いものを発信、ご紹介していこうと、
福島の伝統工芸品を使ったオリジナル商品を製作されています。
最後に、メッセージを発信するための色々なイベントの企画をし、実行されているそうです。
すでに、盛りだくさんなことを手がけていらっしゃいますが、
さらに、『女の子のための相談窓口』を開設しようと準備を進めているということで、
活動がどんどんと広がっています。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
● 活動の様子がしっかりわかる、素敵なサイトです。