● 2013年10月13日放送
現在公開中の映画『今日子と修一の場合』の奥田瑛二監督に、映画について語っていただきました。
映画の中で、今日子の場合と、修一の場合の物語が並行しながら進んでいくのに、この二つの物語になぜ接点がないのか?
どうして、この作品を撮ろうと決意したのか?
今までの監督作品との決定的な違いは、なんなのか?
奥田監督のこの映画に込められた、『想い』を、このインタビュー動画でお聴きください。
(C) ZERO PICTURES
● 映画『今日子と修一の場合』
【スタッフ】 監督・脚本: 奥田瑛二
【キャスト】 安藤サクラ・柄本佑・和田聡宏・小篠恵奈・
和音匠・カンニング竹山・田部周・宮崎美子・
平田満
【ストーリー】同居している男の言いなりで心身共に束縛される生活を送る今日子(安藤サクラ)と、母親を助けるために父を殺害した修一(柄本佑)。それぞれの事情で故郷に帰れない彼らが過去を清算すべく東京で生活する中、突然地震が発生する。そしてテレビには、掛け替えのない故郷が巨大な津波にのみ込まれる様子が映し出されていた……。
● 10月13日 新宿ピカデリーにて、奥田監督と主演の安藤サクラさん、和音匠さん、田部周さんによる舞台挨拶が行われました。
トークショー形式で行われた今回の舞台挨拶は、奥田監督のリードと安藤サクラさんの絶妙なフォローの中に、親子の会話が垣間見え、
おそらくは『緊張感の中にもアットホームなテイストが混在する撮影現場』が、のぞき見できたような充実した30分でした。
安藤サクラさんは、「私、小田急線沿線を『ドスッピン』で、チラシを配っています。」と自ら奔走している実態を告白し、
この作品に注ぐ熱い思いを語り、監督は「この作品は、じわじわと火のつくタイプの映画」と称し、観客にさらなる応援をアピール!
● 田部周さんのご本業が会社経営者であること、和音匠さんのお父様が志垣太郎さんであることなど、レアな情報も満載。
二世タレントとの先輩であるサクラさんからの質問に、和音匠さんは「父親としても俳優としても尊敬している。今後は魅力的な俳優を目指したい。」と
抱負を語る姿がなんとも初々しい。
そして、奥田監督の被災地や日本に対しての『今の想い』が凝縮された、渾身の作品は必見。
ぜひ、スクリーンでご覧いただきたい作品です。