● 2017年7月16日放送
海外の方からも絶大な支持を受け、最近では、日本に逆輸入されている雰囲気さえある浅草の『かえもん』
こちらのお料理に使われている『野菜』には、実は秘密があるそうで、上原さんにその秘密をうかがいました。
以前から、こだわりのお野菜で調理されている『かえもん』のお料理は、とても美味しい上に、身体も喜びます。
なぜなら、素材となるお野菜は、無農薬はもちろん、肥料も使わずに栽培している『自然栽培』の農家さんが作ったものばかりなのです。
この事実だけでも、今の日本では実現がとても難しいことなのですが、『秘密』というのは、これではありません。
なんと、『かえもん』で使われている『野菜』は、『種』にまでこだわっているのです。
『種』???
『種にこだわる』と聞いても、普通、ピンときませんよね。
上原さんが目指している『野菜』は、成長した野菜から『種』を採取して、その『種』を土に撒き、次の世代として育った『野菜』です。
「えっ? それって普通のことでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、現代のほとんどの農家さんは、『種』は、業者さんから買っているんです。
発芽の効率、成長のスピード、揃った形の野菜、これらが農家さんにとっては大切なことなので、これを叶えるためには自家採種の『種』では、うまくいかないそうなのです。
そこで、植物同士を掛け合わせ、野菜が作りやすいように操作された『種』を種業者が農家さんに販売しています。
こうした『種』から成長した野菜が、卸売市場の9割を占めているのが現状なのだそうです。
しかし、この『種』から作られた野菜は、一代限り。
その収穫された野菜の種から次世代は作られないのだとか。
「種の中にすべての情報が入っています。」
これがオーナーの上原さんのご意見です。
ちなみに、『食べたものの情報は、私たちの身体の中でコピーされる』という、見解が存在しています。
もしも、この話が本当で、一代限りで子を残さないという種の情報が、私たちに転写されたら……。
かなり、恐ろしい話です。
でも、自然採取の種を使い、無農薬、無肥料で自然のままに作られる『理想の野菜の収穫』は、天候に左右され、収穫量も納期も読みにくいもの。
納期と数が読めなくては、現代のビジネスの感覚では、NG。
農家さんたちは、どんなに努力して『理想の野菜』を栽培しても、理解のある方との間でなければ、取引が成立しないというのが現実なのです。
こうした農家さんの状況を、きちんと理解した上で『かえもん』では、仕入れを行っているのです。
さて、こんな『理想の野菜』を材料にして、心を込めて作られる『かえもん』のお料理は、もはや『菜食料理』や『オーガニックフード』という言葉では役不足です。
そこで、上原さんは、考えました。
とはいえ、『スーパー』なご飯だからといって、『スーパーフード』では、健康に有益な栄養分を多く含む食品いう意味合いになってしまいます。
栄養素だけでは語りきれない『何か』が含まれている、自然の恵みあふれる料理という意味合いを込めて、誕生した名前は!
『フェアリーフード』
『フェアリー』=『妖精』
目には見えない、自然の不思議な恩恵を受けた本物の食材。
なるほど! といったネーミングです。
食べてみれば、納得です。
その生きた野菜のパワーをきっとあなたも感じる事ができるでしょう。
浅草駅のすぐそばにある『かえもん』に、ぜひ一度足をお運びくださいませ。
詳しくは動画にてご覧くださいませ。
● 本当に美味しい、ヴィーガン料理のお店!!
動物性食材一切不使用で、
ここまでおいしいお料理は、この店ならではです。