● 2017年5月28日放送
『東日本大震災』から6年。
残念なことにその復興から取り残された傷跡が、まだまだたくさんあるのです。
被災地で活躍されている寝占理絵さんにお話をうかがいました。
『目の前で当たり前だった日常が壊れていく』という現実。
たくさんの瓦礫の山はもちろん、そこには多くの方のご遺体があり、その場に居合わせた誰の目にも、その惨状は容赦なく飛び込んできます。
戦争を知らない世代が大部分を占めるようになった現在の日本ですが、あの震災を直に経験した方々は、おそらく戦争の惨状に似たような体験をなさったのです。
この大人にとっても耐え難い現実は、同じように子どもたちにも襲いかかったのです。
こうした背景もあり、震災の後、被災地の不登校児の数は5倍にも膨れ上がりました。
人格形成に一番大事な時期である学校での数年間。
被災地のお子さんたちの中には、大切な子ども時代を失ってしまった方々が数多く存在したいます。
こんな中、寝占さんが行っている主な活動は、一人親家庭の支援。
言われてみれば当然なのですが、震災前からの一人親家庭と、震災で親を失った場合とでは、公的な援助も扱いも異なります。
震災前からの一人親家庭の実情は、かなり困窮していて、取り残されていることが多いのが現状。
お子さんが震災のショックで不登校になれば、母子家庭のお母さんは、外で働くこともできず、当然経済状態は、想像を絶するほどに困窮してしまうのです。
そして、自らもシングルマザーである寝占さんは、被災者ではないのですが、陸前高田の仮設住宅生活をしながら、被災地の方々を支援する活動を続けていらっしゃるのです。
今、特に力を入れているのが、『フリースクール』
自力で這い上がれないお子さんを、フリースクールでケアをしながら学校に戻してさしあげるのです。
なんと、寝占さんたちのサポート後は100%の生徒さんが学校に戻っています。
これは驚異的な数字といえます。
しかし、この『フリースクール』
実は、昨年まで岩手県の被災地域にはなかったそうです。
クラウドファンディングによって、1千万円以上の資金が集まりました。
寝占さんたちのネクストゴールは、6月9日。
2000万円を目標に向けて前進しています。
現在はまだ、建物がない中での運営ですが、皆さまからの応援で、学校の完成が見えてきました。
ご寄付に参加してくださる方、どうぞ子たちたちの未来のために力を貸してください。
● インターネットで寄付される場合
● お振込みの場合
振込先:ゆうちょ銀行 00160-1-418612
他行からゆうちょへの振り込み:019 0418612
特定非営利活動法人マザーリンクジャパン
お問い合わせ:090-336-3662
また、6月7日には、素敵なイベントも企画しています。
詳しくは動画にてご覧くださいませ。
● イベントのお申し込みページ
ぜひ、こどもたちと一緒のご参加を
お待ちしております。
● 活動内容が詳しく分かるページです。
こちらもぜひ、ご覧ください。