● 2014年6月1日放送
知的障害者の方々が生き生きと働く場を提供している『進和学園』。
そんな進和学園の中で、新しい取り組みがスタートしました。
どんなことがスタートしたのか? 所長の瀬戸 利彦さんからお話をうかがいました。
進和学園では、『いのちの森づくり』の活動をはじめ様々な取り組みが行われています。
知的障害をお持ちの方々が生み出す素晴らしい製品の数々は、市場価値がきちんとある『製品』です。
これができるのは、以前ご紹介した『研進』という会社の生い立ちが、大きく関係しています。
『進和学園』の創設者が、本田技研の協力のもと『研進』という会社を立ち上げ、知的障害をお持ちの利用者さんとともに
自動車部品を組み立てるラインを作り、見事成功させてきたのです。
なんと40年の歴史が、ここにはあります。
国際基準である『ISO9001』を取得するほどの実績を持ち、その流れの中で、『苗木づくり』『原木しいたけづくり』『農業』など
様々な取り組みが行われてきたのです。
● 神奈川県内で加工品を作る試み
今までにたくさんの取り組みを成功させてきた学園が今回取り組んだのは、農林水産省が推進している『第6次産業』。
これは、通常の第1次産業、第2次産業、第3次産業を一箇所で全て行うという意味で1+2+3=6次産業というそうです。
神奈川県内では、トマトの生産が盛んで、進和学園でも作っていますが、トマトの加工品の工場は県内にありません。
トマトジュースやトマトピューレをつくる場合、県外の工場に運ぶ必要があり、場合によっては九州まで送ることに…
そこで、県内のトマトとブルーベリーの加工工場を『進和学園』の中に作り、知的障害をお持ちの方々が加工を行う生産ラインを確立しようと
いうことなのです。
詳しくは、ぜひ動画をご覧くださいませ。
● 知的障害をお持ちの利用者の方が、価値あるお仕事ができるように健常者のスタッフがサポートしながら、
ともに様々な活動をされています。
この番組内でも、他の取り組みを順番にご紹介していきたいと思っております。